::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
高校2年生の主人公「野川丈人」は「野川産業」の御曹司。ある日、小遣いをせびりに事務所へ行くと、偶然父親の自動車事故の現場に居合わせる。父親の代わりに示談交渉を引き受けるが、事故相手は美しい女性だった。 ゲーム期間は、父親が仕事先から帰って来るまでの5日間。しかし選択肢によってはそれより早く終わる事もある。移動場所は、学園内、自宅、事務所、北沢家の4箇所。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は4人。内訳は女子高生(3年&1年)2名がメインヒロインとなり、サブヒロインとして熟女と秘書が各1名ずつ。熟女と女子高生2人は実姉妹の実母子。 Hシーンはほぼ陵辱で占められている。回数は妹8、姉6、母4、秘書1とバラつきあり。その他に姉×妹3、母×秘書2、秘書×姉1、秘書×妹1の各種3Pと、姉×妹×秘書の4Pが1シーン用意されているが、母子4Pは無し。最年少ながら Hシーン最多の妹には、パイズリやアナルもあり。 陵辱物のため、Hシーンに至るまでは強引に進めるが、いざ本番が始まると女性陣はすぐに感じ始める。また主人公も、ご丁寧にちゃんと前戯から始めるので、陵辱ムードはほとんど無いソフトタッチな内容。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載しているが、セーブ・ロードは選択肢場面のみ。セーブスロットはコメント付きで全8箇所。シーン回想はタイトル&サムネイル付で、エンディングの閲覧も可能。テキストは瞬間表示固定で、DISCレス起動は不可。 本作には「愛・mode」という機能が搭載されており、Hシーンにおいてマウスホイールを転がすと、テキストとは別に喘ぎ声が流れる仕組みになっている。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディング数は10種類。初日に姉妹のどちらを狙うかで大きく分岐する。エンディングにはそれぞれタイトルが付されているが、内容が内容だけに「ハッピーエンド」と銘打ったものは存在しない。 そんな中で、父親が逮捕され、主人公がヒロインの母子に引き取られるエンディングの「宴が終わり、そして…」だけが、全エンド中唯一スタッフロールが流れる。つまりこれがこの作品のトゥルーエンド。後述のOVAもこのルートを基本にして製作されている。 妻を寝取られ、娘2人も手篭めにされるという悲惨な立場に置かれた父親は、現在出張中との設定。その哀れな父親は、エンディングの1つである「突然の乱入者」において最初で最後の顔見せ。文字通り突然帰宅して、主人公に左フックをお見舞いし、警察送りにして無念を晴らしている。 |
◆ 総評 ◆ |
【第2弾登場】 1994年9月にシルキーズからPC98でリリースされた『愛姉妹』。本作はそのリメイクで、基本ストーリーはそのままだが、システム周りの強化や音声追加、キャラデザインの見直しが行われた。そして本作発売から約4年後の2004年3月に第2弾作品『愛姉妹・蕾 …汚してください』がリリースされている。 本作と同様、美人姉妹がターゲットとなるが、続編ではないので本作との繋がりは一切無い。一方で、姉妹がすぐに堕ちてしまう辺りは本作の路線を引き継いでいる。ウリである「愛・mode」も強化された。 【OVA】 2001年4月27日にピンクパイナップルより『愛姉妹〜二人の果実〜 第一夜』が発売される(第二夜,第三夜の全3話)。ストーリー各所はかなりアレンジされているが、基本的には原作に沿って進行する。声優もクレジットこそ無いが、原作通り姉「浅川悠」・妹「倉田雅世」のキャスティング。妹が原作よりもよく喋っている。 ただし、さすがに実の親子のままではマズイのか、家族は義理の関係に変更。また、母親のキャラデザインも変更されている。特筆すべきは、本編には無かった母子での4Pを実現した所。 2003年2月には同社から『愛姉妹2〜二人の果実〜 第一夜』が発売(第二夜との全2話完結)。こちらは完全オリジナルストーリー。前作の後日談で、娘に欲情する変態の父親が帰って来たという、もうただヤるだけのお話。 そして2004年5月には、上記の作品群を60分に編集した総集編『愛姉妹コア・ベスト〜二人の果汁〜』が発売された。
脅迫材料をタテに、嫌がる母子を無理矢理・・・、というコンセプトの本作。しかしその先の展開については、想像されるものとはやや異なる。母と姉は最初のHシーンからヨガり始め、妹はハナから主人公に惚れていて、しかも自己開発済という何とも微妙な設定。 |
初稿:2004.10.21 二稿:2010.07.02 |
愛姉妹
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