::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
大富豪の遺子として何不自由の無い生活を送っている主人公「勝沼紳一」。凶悪な計画「青い果実狩り」を実行に移すべく、全国でも屈指の名門「聖エクセレント女学園」の修学旅行中のバスを襲撃した。 ゲーム内の期間は無限。移動場所は廃校舎内に限定され、自室を中心として広間や地下室など。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は11人。内訳は全員が女子高生で、高飛車3、ロリ3、清楚2と、委員長、眼鏡、ボーイッシュが各1名ずつ。さらに主人公はノータッチで、部下が陵辱する女性は13名おり、こちらも全員女子高生。そして計24名は全員処女となっている。 Hシーンは全て陵辱。11人の内、10名は何回でも陵辱可能だが、女性のリアクションは全員3段階に分けられている。1回目は激しく反抗し、2回目もやや抵抗、3回目以降は女性の自我が崩壊してマグロ状態となる。基本的にアナルは2回目以降から。 フェラは全女性に設定され、その他にパイズリや放尿、緊縛といったシチュエーションも用意されている。口淫射精時は口内、本番では中出しが共通事項だが、精液描写は無いに等しいためフィニッシュシーンが弱い。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ(音声履歴無し)、スキップ(既読・未読判別可)、音声の再生速度調節を搭載している。セーブ・ロードは基本場面のみで、スロットは全64箇所。テキストはマウスホイール対応で、画面効果の調整やBGMのフェード、ディスクレス起動も可。シーン回想はサムネイル付。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは6種類。特定の女性3人に個別エンドが設けられ、その他は「鬼畜」「悪夢」「警察」の各種エンドが用意されている。エンド条件のヒントモードもあり、コンプすると悪夢マスターとなる。 拉致した女性の中から1人選び、自室でレイプというのが基本の流れ。陵辱する前であれば、女性を解放することも出来る。行動は一日一回となり、エンドフラグさえ立てなければ延々とプレイ可能。100日目以降はカウントもされなくなる。 1996年4月にPC98版として発売された『悪夢』のリメイクとなるWin版『悪夢95』。リメイクに当たって、音声や登場人物の追加等が行われている。さらにその「悪夢95」のCG塗り直しや音声追加したものが2004年4月発売のファンディスク『めびにゃ!』に収録された。 その後2006年3月に、『めびにゃ!』から「悪夢」だけを切り出し廉価版としてリリースされた「Standard Edition」の再版が本作となる。 |
◆ 総評 ◆ |
【拉致って、犯って、あの世行き】 美女を一箇所に集め、毎日その中からお好みの女性を指名して相手をさせる―。男なら誰しも一度は思い描くであろう淫らな欲望をそのまま形にした作品。女性との合意があればハーレムだが、本作ではそれが無いので直球の陵辱作品となっている。 面倒な手間を省き、いきなりほぼ全員を監禁した状態から始まるため、女性陣のキャラの弱さはどうしても避けられないのが苦しい所。しかし一方で男性陣、特に使用人「古手川」の変態執事ぶりは陵辱キャラとして中々にイイ味を出している。 【This story go on endlessly】 本作『Twin Pack Edition』に同梱されている続編の『絶望』。主人公が本作での犯罪行為により、死刑判決を受けて死亡していることが明らかとなる。しかしながら現世に未練を残しており、成仏出来なかった主人公達が、亡霊となって再び少女達を誘拐するという話。 ところが本作で主人公らが警察に逮捕される「警察エンド」は、かなりのハイリスクを冒して少女を拉致しながら、せいぜい口淫どまりでストップ。部下に至っては手も出せず、また主人公が改心したわけでもなく全員を解放してしまうという、本作では最もマヌケなエンド。そのため続編「絶望」へと繋がるエンドは、本作には収録されていない模様。 それにしても、本作であれだけ大量に拉致・強姦しておきながら、まだ足りなかったのかと呆れるが、その辺りが主人公達は常人とは異なる所以。
安直な改心エンドも、御都合主義的なハーレムエンドも無い清々しいまでに、どストレートな陵辱系ヤリゲーの本作。ところが意外にも主人公は虚弱体質であるため、レイプは一日一回までと決められており、適度に休養も取りつつ、夜にはキチンと就寝する実に規則正しい生活を送っている。一方でその精神構造は、どのエンドを迎えようとも
悔悟などは一切しない生粋のゲスという、これまたある意味潔い性格。 |
初稿:2009.10.02 |
悪夢 〜青
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