::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
高校に進学して数ヵ月が経過し、すっかり学校に嫌気が差している主人公「香坂貴志」。その最大の理由は、一学年上の文武両道で眉目秀麗な「学園のアイドル」たる偉大な姉の存在にあった。 ゲーム内の期間は不明。移動場所は自室や姉の部屋、リビングといった自宅内が中心となる。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は実姉たった1人のみ。Hシーンは全て和姦で、回数は10回。「フェラ」「パイズリ」「足コキ」「アナル」「69」「器具」といった一通りのシチュエーションは押さえられているが、ハードなものやマニアックなものは無い。 Hシーンは常に姉主導で行われており、終始ラブラブムード。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ(音声履歴無し)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能(スロット10)。セーブスロット・シーン回想共にサムネイル付で、ディスクレス起動も出来る。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは2種類のみ。それもストーリー途中で終わるか、最後まで終えるかの違いでしかない。そのため一本道の展開となり、ストーリー中の選択肢でも、姉に執着するものをひたすら選び続ければ無事エンドを迎える事が出来る。 強大な実姉の存在にすっかり萎縮してしまい、灰色の学校生活を送る主人公。加えて最近では、その姉に対して性的な興味を抱いてしまい、苦悩の日々が続いていた。 |
◆ 総評 ◆ |
【姉弟愛】 今一つ冴えない弟のために、美人の姉が文字通り一肌脱ぐという本作。女性経験ゼロの弟に自信を付けさせるという名目で、禁断のHのレッスンを始める事に。しかし当の本人も実は男性経験が無く、それを悟られまいと必死に背伸びをしている。そしてまた弟も、そんな未経験の姉を気遣ってみせるという、ちょっと方向の間違った姉弟愛が何とも微笑ましい内容。 上記の事からも分かるように、タイトル名の「レイプ」とは無縁の展開。姉の自慰姿に発情した主人公が襲い掛かるという、唯一それらしいシーンはあるものの、これも未遂に終わっている。 【同一コンセプト】 2006年2月発売の先行作『妹レイプ 〜妹の小生意気な媚肉〜』とは全く繋がりの無い本作だが、要所要所で似通った箇所が見受けられる。綺麗で人気のある妹(姉)に比べ、パッとしない主人公。そんな主人公に春が訪れると妹(姉)の心情にも変化が現れ、ストーリーがヤマを迎えるといった展開。またそれ以前に、背景CG自体が見事に使い回しとなっている。 しかし一方で、短い内容ながらもキャラが抜群に立っていた前作のヒロイン(妹)に比べ、本作のヒロイン(姉)はややインパクトに欠けている。
レイプと関係無いことは前述の通りだが、サブタイトルの「高慢な姉」という煽り文句もズレている。過去の同系作品から続くメーカーの伝統芸になりつつあるが、そろそろイメージ先行での販促は控えるべき時期にさしかかっている。 |
初稿:2007.06.05 |
姉レイプ 〜高慢
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