::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
学校が夏休みに入り、単身赴任している父親の所へ母が行くことになったため、一人っ子の主人公「佐伯章」は、その間叔母の家に預けられることに。そこには同い年のいとこの女の子が居た。 ゲーム内の期間は11日間。移動場所は叔母の家を中心として、駅や公園など周辺一帯。イベントでプールへ行くことも。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は6人。内訳はメインとして同級生2、サブとしてお姉系2、女子高生2となる。主人公が小学生(推定)であることから、当然同級生も小学生の女子。 Hシーンは全て和姦。回数は女性1人に付き各2〜5回で、女子高生2人は各1回ずつ。その他にメイン2人には、もう一人の男子を加えた4Pが3回。低年齢同士のカラみのインパクトが強いものの、シチュエーション自体はフェラや手コキなど至ってノーマル。風呂場やプールのシャワー室でのH、あるいは裸エプロンやトイレでオナニー中に踏み込まれるといったシーンも用意されている。 ほぼ全てのシーンが「受け」であり、気弱な主人公が女性陣に食われるという構図。淫語はテキスト表示されるが、音声では一切発音せずに該当部分を読み飛ばしている。 ゲーム内でも指摘されている通り、主人公はかなりの早漏のためHシーンはあっという間に終わる。2ラウンド目に突入する場合でも持久力に変化は無し。 |
◆ システム ◆ |
セーブ・ロード(スロット20)、過去ログ(音声履歴無し)を搭載しているが、表示できるのは選択肢の場面のみ。スキップは強制で、既読・未読判別不可。テキストは瞬間表示に固定され、ディスクレス起動可。 各種音量調節やオートモードは非搭載で、シーン回想にサムネイルは無し。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGだが、エンディングは2つというほぼ一本道のストーリー。ただし途中の選択によっては取りこぼすシーンも幾つかある。全11日の内、10日間が自由行動可能で、朝昼晩の計3回選択場面が現れる。基本的には外出するか、家に居るかの2択。 以前にも遊びに行ったことのある親戚の家。久々に会ういとこの態度は非常にそっけないものだったが、彼女の連れて来た友人達は、主人公の目前で仰天の行為を始めた。 |
◆ 総評 ◆ |
【性の低年齢化】 大人対ロリ、あるいはショタといったシーンは珍しくもないが、本作では小学生(推定)の男子と女子をカラませる、すなわち「ロリ×ショタ」という大胆なシチュエーションをメインに据えている。さぞかし初々しいHシーンかと思いきや、全員Hをスポーツ感覚で楽しみながら行うという、ある種異様な光景。そこには当然童貞も処女も存在しない。 この奇抜なシチュエーションがそれなりに好評を博したのか、後述の続編2作がリリースされるに至った。そしてこの「ロリ×ショタ」というコンセプトを、さらにクラス中の乱交にまで発展させた『野外学習』へ続いて行くこととなる。 【もっと続編】 2003年3月に第2弾作品『もっと!ヒミツたいけん』、2004年12月には第3弾作品『ボクの「なつやすみ」ヒミツたいけん』がリリースされた。純然たる続編物であり、主人公は本作と共通で、ストーリーも全て繋がっている。 Hシーンの淡白さについてはシリーズ通して変化は無いが、続編へと進むに連れて「ショタ×年上」のシーンが多くなり、小学生同士のカラみは少なくなって行く。また、第2弾作品では「ショタ×ショタ」という実験的な試みも導入されている。
総合点で評価するとどうしても伸び悩む本作だが、前述の如く「ロリ×ショタ」というマニアックなシチュエーションに切り込むという、数字では評価し切れない長所を持つ特異なタイトル。後にシリーズ化されている点からして、メーカーにとっても新たな地平を切り拓いた意義深い作品。 |
初稿:2009.06.01 |
ボクのヒミツたいけん |