::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
画家志望の主人公「船木幾郎」は21歳の大学生。安定した職業に就く事を勧める父親に反発し、内緒で絵画教室へと通っている。そのアトリエに、ヌードデッサンのモデルとして一人の女性が現れた。 ゲーム内の期間は不明。一気に数週間が経過する場合もある。移動場所は自宅〜アトリエを中心に、繁華街や公園なども含まれる。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は5人。内訳は、お姉系(清楚&派手)2、女子大生(後輩)1、女子高生(女優)1、ロリ1。Hシーンはほぼノーマル。大抵の場合イベント画が一枚のみなので、テキストでは始まったばかりなのに、画は既に発射しているシーンもちらほら。 ストーリーと同様に、Hシーンへと突入する展開もかなり強引。とにかく女性と二人きりになったら即H。しかし数は多いものの尺が短いため、突然終わってしまう。 |
◆ システム ◆ |
BGMのON・OFF、テキストスピード調節を搭載しているが、セーブ・ロードは選択肢でのみ可能(スロット8)。ウィンドウサイズの調節も出来るが、「640×400」「800×500」といった変則型。フルインストールすればディスクレス起動も可。過去ログやオートモード、スキップは非搭載。シーン回想は無く、CG閲覧のみ。PC98版のほぼベタ移植であるため、塗りも16色と全体的に厳しい仕様。 |
◆ シナリオ ◆ |
シナリオは一本道で、コマンド選択形式のAVG。ストーリーは全5話(+エピローグ)に分けられ、各話には中々凝ったタイトルが付けられている。 一本道でありながら、意外にもコマンド総当りではない。適当な選択肢を選べば、他に未選択のコマンドがあってもストーリーは進行していく。 ストーリー展開は唐突で突飛。微妙な三角関係から始まり、何故か人気女優とスクープされるまでに発展していく。主人公自身が自覚している通り、かなり優柔不断な性格。それでも女性からモテまくり、躊躇いながらも次々と手を付ける。 一方言い寄る女性達は、主人公と関係の無い所で、夢や現実に向かって成長していく。結局最後まで主人公の存在が希薄なまま、物語は幕を閉じてしまう。 |
◆ 総評 ◆ |
【Spicy
Girls】 あがり症を克服するために、ヌードモデルに挑戦するヒロイン。突然現れて、彼女宣言をするAV女優。久々に会った主人公をいきなり路地裏へ引っ張り込み、その場でヤろうとする後輩。そして初めて会った主人公と、即座にベッドインしようとする女優。 本作に登場する女性達は、性に関するネジが2、3本は飛んでしまっている。 【禁断の果実】 本作には小学生(推定)が登場し、ちゃんとHシーンが用意されている。発売当時としては結構な衝撃だったが、ロリゲー全盛の今となっては、珍しくも何ともなくなってしまった。ソフ倫の幼女に関する審査基準は、昔から甘いようだ。 一本道の本作において、唯一分岐を設けられているのがこのロリとのHシーン。突入するか、それとも回避するか。プレイヤーの倫理観が試されるポイント。
何人もの女性に手を出し、フラフラしている主人公。だが最後に修羅場が訪れて、いよいよ年貢納時かと思いきや、これもまた何となく乗り切って、見事ハッピーエンドを迎える。 |
初稿:2004.11.14 |
Ce'st・la
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