::: エロゲーの殿堂 ::: |
◆ 舞台 ◆ |
美少女を陵辱する事に無上の喜びを見出す極悪カウンセラー「御堂遼子」。そして善悪の二面性を持つ助手の「神村真一」。自らの診療所を狩場として、今日も新たな獲物を待ち受ける。 ゲーム内の期間は、各話大体1〜2日。移動場所はほぼ診療所内だが、最終話では豪邸へと舞台を移す。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は5人。内訳は、主人公である女医遼子に、女子高生(メガネ)、博士(爆乳)、秘書(メガネ)、お嬢様。全話に登場する遼子を除き、それぞれ2〜3回のHシーンが用意されている。 Hシーンはこのシリーズのウリでもあるアニメーションを採用。話数を重ねる毎に進化して行くが、Hシーン全てがアニメではなく、要所要所に限定される。 原画家の画力か、第3話に関しては、前2話に比べればかなり洗練されている。 |
◆ システム ◆ |
各種音量のON・OFF、オートモード、テキストスピード調節(2段階)を搭載し、スキップは高速モードで行う。ロードは随時可能だが、セーブは特定のポイントに限定される。スロットは全8箇所。過去ログ無し、アニメ回想も1&2話は無し。ディスクレス起動は不可で、ハードディスクへのインストールは、各話個別に行う仕様。 |
◆ シナリオ ◆ |
一本道のAVGで、全3話の各話独立したショートストーリー。基本は遼子と真一の2人の主人公の視点が切り替わりながらストーリーが進行する。とは言え、「マルチサイト」と呼べるほど大層なものではない。 ジャンルは陵辱系に分類されるが、全編コメディータッチで、深刻な展開や心の痛むようなイベントは全く無い。とにかくエロに重点を置いている。 |
◆ 総評 ◆ |
【結合】 本作は、元々3部作としてそれぞれリリースされていた作品を、DVD-ROM一枚にまとめたもの。ただし、移植の際にリメイクは一切行われず、ストーリーやシステム周りも原作のまま。要はXPに対応させただけの単なるベタ移植。 独立作品だっただけに、3話共原画家が異なっている。続けてプレイすれば、あまりの画風の違いに、確実に違和感を覚える事になる。 【続編】 リリース当初から3部完結の予定だったが、それなりに受けが良かったのか、2002年11月22日にシリーズ第4弾『森山由梨&郁美 姉妹併呑編』が発売された。ストーリーは第3話の後日談。 基本のノリは全く同じで、遼子・真一の役回りも同様。ボリュームは例によって薄い。期待のアニメーションの質は、初期に比べればかなり進歩している。本作にハマったならプレイしてみるのも手。 【外伝】 本作と同じ世界観を共有する作品として『Chaos Baby義美 カップリング〜小悪魔!!調教日記〜』が発売されている。こちらは遼子の姪で、女子高生の「義美」が主人公。助手の真一は、本編と同じく一方の主人公として登場するが、遼子自身は登場しない。 義美は、遼子ほどの鬼畜っぷりはまだ持ち合わせていないが、魔女の素質十分の文字通り小悪魔。
『Chaos
Baby義美』と共に、今やScooPの看板タイトルとなったこのシリーズ。廉価版、DVD-PG等もリリースされ、根強いマニア人気を感じさせる。今後もセールスポイントである、アニメーションのクオリティの向上が至上命題。 |
初稿:2004.10.09 |
CHAOS Queen
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