::: エロゲーの殿堂 ::: |
◆ 舞台 ◆ |
医師免許を剥奪され、以後は独自の診療方法により法外な報酬を得る「闇医者」となった主人公「石田真治」。経営悪化により資金繰りに苦しむ「長塚病院」の院長に請われ、期間限定で働く事になった。 ゲーム内の期間は14日間。移動場所は勤務先の病院を中心に、駅前や公園、商店街といった市街一帯となる。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は7人。内訳はナース2(サド&内気)と、女子高生、高飛車、OL、女優、主婦が各1名ずつとなる。ただしナース(サド)に本番は無し。 Hシーンはほぼ陵辱で占められている。回数はナースが各1〜2回で、その他は1人に付き5回前後。設定上「診察」からのシチュエーションが多く、スカトロを前面に押し出した構成となっている。「放尿(飲尿)」「放屁」「浣腸」「脱糞」「嘔吐」といった直球コースのオンパレードだが、排泄物にはモザイクがかけてある。 対象となる患者によってHシーンの雰囲気は大きく異なる。従順な女性の場合は割合穏やかに進むが、抵抗する女性の場合は、主人公がかなり高圧的かつ暴力的になる。 カーテンで隔てた患者に「器具を挿入する」と称して肉棒を突っ込んだり、目隠しをした患者に「お薬」と偽って精液を飲ませる等のバカバカしい「診察」内容も見所の一つ。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能(スロット30)。テキストはマウスホイール対応で、画面効果の調整やディスクレス起動も出来る。シーン回想はサムネイル付で、回想途中でも選択画面に戻れる。 ミニゲームについては、ゲームレベルを「EASY」「NORMAL」「HARD」の3段階に調整可能。 音声はDVD化に伴って新声優陣による再録が行われたが、旧録もそのまま収録されており、個別の切り替えが出来る。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは7種類。女性1人に付き1つのエンドとなるが、2人のナースはそれぞれトゥルーエンド(内気)とバッドエンド(サド)扱いになっている。 基本的にはターゲットとなる女性を追い続ければ難なく攻略できる。ただし攻略過程において、2回の「診察」というミニゲームをクリアしなければならない。ミニゲームはマウスを使ったゲージ溜め作業がメインとなるが、ゲームレベルを「EASY」にすればかなり楽になる。 MAP選択画面では、一度知り合った女性は顔アイコンが表示される仕組み。 適当な病状をデッチ上げて診察するという基本スタイルでストーリーが進行する。期限内に一人も攻略出来なければバッドエンド。逆に全員攻略すればトゥルーエンドとなるが、ハーレムエンドは無い。 |
◆ 総評 ◆ |
【上には上がいる】 「治療」の名目の下に、常軌を逸した診察を繰り返す主人公。陵辱という真の目的を悟られぬようスマートに会話を進める場合もあれば、時には暴力に訴え、自由を奪った上でレイプするなど強引に行く場合もある。相手を陵辱する事に関しては、特に決まった行動パターンや独自の美学などを振りかざさない柔軟な思考の持ち主。 登場する女性を片っ端から堕として行く主人公だが、ドS・ナース「白川恭子」だけは一筋縄ではいかなかった。本作では彼女だけが唯一主人公を攻める側であり、それ故本番が無い。本気になった彼女を見たい方は、後発の『姉汁 〜白川三姉妹におまかせ〜』で。 【OVA】 2003年5月に「ミルキー」より『恥辱診察室 診察1』がリリースされる。同年9月の『診察2』との計2作で完結した。 設定等細部に変更はあるものの、基本的には原作に沿った作りとなっている。登場人物(患者)は、女子高生、主婦、高飛車の3人に絞られ、女子高生と主婦が母子という設定となっている。スカトロ面は緩和されたものの、原作のシチュエーションを流用しつつ、原作には無かった母子3Pを用意するなどエロ度は高い。また作画レベルも水準に達している。 原作ではHシーンで主人公の紳士的態度が豹変するが、アニメでは言葉遣い等は終始変わらない。
元は2002年6月発売のメーカー初期の作品で、「Berkshire Yorkshire」らしく特定のフェチ(今回はスカトロ)に特化した構成。しかし立ち画とイベントCGが別人の様なカットも多く、また無意味なミニゲームを導入している点など、まだ荒削りな印象。 |
初稿:2007.06.21 |
恥辱診察室
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