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クリスマス★プレゼント

クリスマス間近な、ある夜‥‥。
浮かれる街の片隅で、今日もケンカに明け暮れる主人公。
そんな中、主人公は、空から降ってきたサンタの格好をした女の子に激突されてしまいます。

気を失ったままのサンタを、部屋へとお持ち帰りする主人公。
据え膳が空から落ちて来たとばかりに、サンタを起こすこともせず、そのままテゴメに。

そして次の日の朝、やっと目を覚ましたサンタは、自分の状況を見てビックリ。
サンタ「ま、まさか‥‥!!」
祐二 「とりあえず中に出させてもらったし。アイサツ代わりだ。とっとけ」
サンタ「いやああああ〜〜〜っ!!」

さらに、サンタと主人公が激突した際、
サンタの力の源であり最も大切なものでもある紋章が、主人公の手に移ってしまったからさあ大変。
そして、祐二が紋章返却のために出した条件は‥‥

「クリスマスまで奴隷になれ」

こうして、「主人公の義妹である柚」や、「義母の穂波」、そして「トナカイのティカ」が絡んでドタバタな日々が始まります。
果たして、主人公が迎えるのは、どんなクリスマスになるのか‥‥。

公式サイトより

ストーリー エロ 感動 システム キャラ ボリューム 総計 主人公
Caa Ba Caa Ba Caa B 65 B
 
メーカー
発売日
定価
シナリオ
原画
備考
:アイル
:2003.12.05(Fri)
:\8,800-
:リバ原あき,樋口和真
:リバ原あき
DL版あり
 
ジャンル
音声
名前変更
修正ファイル
属性
季節
:AVG
:○
:×
:−
:陵辱,伝奇
:盛冬
 
OS
CPU
メモリ
CD-ROM
解像度
HDD
:Windows95/98/2000/Me/XP
:PentiumU300MHz以上
:128MB以上
:4倍速以上(推奨8倍速以上)
:640×480,HighColor以上(推奨FullColor以上)
:500MB以上(推奨900MB以上)
 
◆ 舞台 ◆
 養母から勘当され、その後は一人暮らしを続けている主人公「佐嶋祐二」。学校にもロクに顔を出さず、ケンカと女に明け暮れる毎日を送っているが、ある日上空からサンタの格好をした女性が落ちて来た。

 ゲーム内の期間は、12月16日から24日までの9日間。移動場所は自宅を中心として、学校や繁華街、神社など。
 
◆ ターゲット ◆
 攻略可能な女性は5人。内訳はサンタ、眼鏡、獣人(トナカイ)、熟女(義母)、女子高生(義妹)が各1名ずつとなる。
 Hシーンは和姦と陵辱があるものの、全体的に陵辱寄り。回数はサンタ13、眼鏡3、獣人9、熟女5、女子高生9と、女性によってかなりバラつきがある。また、主人公以外にオッサンや浮浪者達とのカラミもあり。
 「フェラ」「パイズリ」「アナル」の他にも、特に鬼畜編では「搾乳」「妊婦」「縄縛」「裸エプロン」等のマニアックなシチュエーションや、「母子3P」「ふたなり3P」「輪姦」等の多人数プレイも用意されている。
 Hシーンでは部分アニメーションを採用。
 
◆ システム ◆
 各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、音声リピート、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能(スロット200)。画面効果等の調整やヒントモードの選択、ディスクレス起動も可。シーン回想はタイトル・サムネイル付。
 立ち画は基本的に一種類しか無く、大きめのフェイスウィンドウによって画面に変化を付けている。

 おまけとして、登場キャラによるWindowsのシステム音声をダウンロード出来る。
 
◆ シナリオ ◆
 マルチエンド形式のAVGで、エンディング数は19種類。純愛系11、鬼畜系8という分類になっているものの、純愛系であってもキツイ内容のエンドは幾つかある。
 シナリオは純愛ルートがメインとなるが、選択肢によって「鬼畜度」が変化するため、終盤で「鬼畜編」にも分岐する。鬼畜編に入ると会話画面やエンディングの色合いが変化する仕組み。

 ストーリー中盤以降は「サンタ&トナカイ」ルートと「義母&義妹」ルートにも分かれる。義母妹方面に進むと、当初の目的であるクリスマス・イブに向けてのサンタとの共同作業はそっちのけとなる。
 
◆ 総評 ◆
【Fallen Santa Claus】
 気絶した所を主人公に襲われ、大切な紋章だけでなく処女まで奪われてしまう哀れなサンタ。挙げ句にはクリスマスまでの隷属を強要される。一見明るい展開になる要素は何一つ見当たらないが、そこは「鬼畜コメディー」と称するだけあって、メインルートは勿論の事、「鬼畜編」においてもラスト近くまでは能天気なムードが漂っている。
 それはメインヒロインであるサンタ(リテット)の性格に因る所が大きい。基本的にプラス思考の持ち主で、陰にこもる所が無い。そして自身が悲惨な状況にあっても、そこは見習いとはいえやはりサンタクロース。無関係の人達への気遣いも常に忘れないなど、本来陰鬱な展開になってしまうのを彼女が相当和らげている。
 それだけに、そんな彼女が堕ちてしまうエンディングは、数あるバッドエンドの中で最も救いが無い。

【Walk On The Light Side】
 前述の様に、本作には純愛基調のメインルートの他に、鬼畜ルートも用意されている。どちらのルートに進むかは主人公の選択次第となるが、その主人公の立ち位置はニュートラルではなく、スタート時点で既に暗黒面に堕ちる一歩手前の様な状態。
 不幸な家庭環境から、早い段階で道を踏み外してすっかり荒んでしまった主人公。その性格は非常に流されやすく不安定で、何事も浅く軽く受け止めがち。
 空から落ちて来たサンタは自分の体だけではなく、そんな主人公の進路選択のきっかけも与える事になった。

 

 サンタであろうが義母であろうが、あるいは男に追われる見知らぬ女性であろうが、果てはトナカイであろうが、目の前に現れる女性は悪びれずに手当たり次第食い散らかす主人公。それでも自分に対してストレートに好意をぶつけて来る義妹には、唯一の人間らしい弱い面を見せる。
 

初稿:2006.05.02

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