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ELYSION〜永遠のサンクチュアリ〜

ヴェネツィアにほど近いアドリア海の孤島・・・「サンタ・マリア島」
この島に建つ壮麗な洋館では、世界各地から非合法な手段によって集められたメイドたちに囲まれ、
一人の老人(テオ・パドリーノ)が悠然たる日々を過ごしていた。
老人の主治医として日本から屋敷に招かれた内科医、葛城遼一(主人公)は、
メイドたちへの命令権を与えられると同時に、彼女らの健康管理を一任される。
そんな悠々とした日々を送る中、突然巻き起こる不思議な現象、そして事件。
はたしてこの島にはどのような秘密が隠されているのだろうか・・・

公式サイトより

ストーリー エロ 感動 システム キャラ ボリューム 総計 主人公
Baa Caa Ba Ca Baa Baa 73 Caa
 
メーカー
発売日
定価
シナリオ
原画
備考
:Terios
:2000.08.10(Thur.)
:\8,800-
:藤木隻
:横田守
:−
 
ジャンル
音声
名前変更
修正ファイル
属性
季節
:AVG
:△
:×
:○
:謎,館,孤島
:−
 
OS
CPU
メモリ
CD-ROM
解像度
HDD
:Windows95/98/98SE
:Pentium133MHz以上(推奨MMX200MHz以上)
:32MB以上(推奨64MB以上)
:8倍速以上
:640×480,HighColor以上
:60MB以上
 
◆ 舞台 ◆
 地図にも掲載されていない忘れられた孤島「サンタ・マリア島」。主人公「葛城遼一」は、生活苦から友人の勧めに従い、サンタ・マリア島に居を構える老人の主治医を勤めることになる。

 ゲーム内の期間は13日前後。攻略ルートによって期間が変化する。移動場所は洋館内部と、島内の一部。ルートや進行状況によって、移動場所も変化する。
 
◆ ターゲット ◆
 攻略可能な女性は9人。内訳はメインヒロインのメイド4名に、サブヒロインとしてお嬢系と秘書が1名ずつ。更に条件を満たす事で3名の女性(メイド1、少女系2)が追加される。
 Hシーンはルートによって純愛と陵辱の両パターンがある。純愛系の方は「パイズリ」「フェラ」「3P」等ほぼノーマルなシチュエーションだが、陵辱系には「縄縛」「器具」「輪姦」「放尿」などが用意されている。回数はメインの4名が1人に付き6〜8回、サブの5名は1〜3回。

 ストーリー上、Hシーンは中盤以降に集中している。
 
◆ システム ◆
 各種音量のON・OFF、音声リピートを搭載しているが、スキップは既読・未読判別不可。ロードは随時可能だが、セーブは移動画面と一日の終わりの時点に限定される(スロット14)。シーン回想はサムネイル付。過去ログ、オートモードは非搭載で、ディスクレス起動も不可。
 ゲーム中に頻出する難解用語は「ヘルプ」で解説されている。「黒い森」を「シュバルツ“シ”ルト」と間違えているのはご愛嬌。

 最大の問題はMAP移動。移動は画面横のカーソルウィンドウをクリックするか、キーボードの矢印キーを使う事になるが、その使い勝手は非常に悪い。ゲームパッドには保証外で対応しているが、ミニMAPによるクリック一発移動の機能は欲しかった所。
 
◆ シナリオ ◆
 マルチエンド方式のAVGで、エンディングは21種類。各女性に対応する「HAPPY END」から、中にはバッドエンドに近いものも含まれている。メインの4人は個別エンドが各2つあり、別格扱い。
 特定の人物のエンディングに到達すると攻略キャラが追加されていく。当初は画面をウロウロしているだけだったチップキャラが、話し掛けると立ち画が出てイベントが始まるという仕組み。

 本作はミステリー物で、ヒロインごとのストーリーを進めて行く内に謎が明らかになっていくが、主人公自身もまた謎を抱えている。そして物語は、周回を重ねるごとに重くなって行く。
 
◆ 総評 ◆
【豪華声優陣】
 クレジットは無いが、男性陣には鈴置洋孝、家弓家正、秋元羊介ら大御所をキャスティング。エロゲーでは滅多にお目にかかる事の出来ない錚々たる顔触れ。女性陣もまた中々のスキルで、全体のレベルは高い。
 しかし残念ながら、音声が付いているのは特定(イベント)シーンのみというパートボイス仕様。メディア(CD-ROM)の容量の都合で、収録済の音声も何箇所かカットされてしまったという、何とも惜しい話。

【異国情緒】
 作品内に多数の外国人が出演していても、互いの言語については触れないのが常。しかし本作では、キチンと言語を使い分けている。中には言語の違いを生かしたシナリオまであり、そのリアルさを演出している。
 また言語だけではなく、食事を含めた生活習慣の違いまでも描かれている。主人公は日本人だが、その目を通して自分が異国の地に来ているのだという感覚を味わう事が出来る。

 

 主人公の台詞回しは若干クサイものの、実によく練り込まれたストーリー。政治・民族・宗教問題までをも盛り込み、かなりインテリ風味な作品に仕上がっている。いずれにしても、メイドが大勢出演するだけの単なる萌えゲーとは、一線を画している事に間違いはない。
 

初稿:2004.08.05

ELYSION(エリュシオン)永遠(えいえん)のサンクチュアリ〜

 

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