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超昂天使エスカレイヤー -BeatAngel Escalayer-

数日後に夏休みを控えたある日、柳瀬恭平(やなせきょうへい)のクラスに一人の女子が編入される。
それは幼い日に引っ越した幼なじみの少女、高円寺沙由香(こうえんじさゆか)だった。
しかし話し掛ける恭平に沙由香はそっけない返事を返すばかり、あげくの果てに恭平の事を「知らない人」と言う。

翌日の下校途中、再び沙由香に話しかけようとする恭平。
と、突如響く爆発音、そして爆風の中から怪人の群れが現れる。それは侵略軍団ダイラストだった。

一人路地裏に駆け出す沙由香。後を追いかけた恭平は、オナニーに耽る沙由香の姿を目撃する。
その瞬間、沙由香は絶頂の叫びと共にまばゆい光に包まれ、戦士の姿へと変身する。

そして恭平は、沙由香が戦士エスカレイヤーに変身してダイラストと戦っている事、
変身のエネルギーが性的興奮によって得られる事を知る。

「お願い、私をドキドキさせて!」

沙由香の涙ながらの訴えに、渋りつつも承諾せざるを得なくなる恭平。こうしてH&戦いの日々が始まった。
目指すは打倒ダイラスト。

公式サイトより

ストーリー エロ 感動 システム キャラ ボリューム 総計 主人公
Caa Baa Ca Caa B Ba 66 Caa
 
メーカー
発売日
定価
シナリオ
原画
備考
:ALICE SOFT
:2002.08.02(Fri.)
:\8,500-
:HIRO
:おにぎりくん
DL版廉価版あり
 
ジャンル
音声
名前変更
修正ファイル
属性
季節
:SLG
:△
:×
:○
:陵辱,調教
:盛夏
 
OS
CPU
メモリ
DVD-ROM
解像度
HDD
:Windows98/2000/Me/XP
:PentiumU233MHz以上(推奨PentiumV500MHz以上)
:128MB以上
:倍速以上
:640×480,FullColor以上
:800MB以上
 
◆ 舞台 ◆
 高校2年生の主人公「柳瀬恭平」の通う「一条学園」のある閂市周辺は、正体不明の集団による迷惑行為に悩まされていた。そんな折、同じクラスに転入して来た女生徒は、10年振りに再会する幼馴染だった。

 ゲーム内の期間は7月29日から始まり、最長で9月1日までの約1ヵ月間。移動場所は自宅を中心として、市街一帯となる。
 
◆ ターゲット ◆
 攻略可能な女性は4人だが、厳密には人間の女性は1人もいない。内訳はロボット1、宇宙人(熟女)1、クローン(ふたなり)1、そしてメインヒロインもバイオボディと呼ばれる人工体。とは言え、全員外見は人間の女性とさほど変わりは無い。メインヒロインは変身前(女子高生)と変身後(エスカレイヤー)で、口調からしてガラリと雰囲気が変わる。
 Hシーンはメインヒロインが実に9割以上を占めており、他はあくまでサブ要員。和姦が多いものの、怪物とのカラミも含めて陵辱シーンもかなり用意されている。コスチュームやイメージといったプレイ、3Pや輪姦といった複数、放尿やアナル、あるいは触手といったマニアックなものまでシチュエーションは多様。ハードなシチュエーションを除いてほぼ取り揃えてある。
 
◆ システム ◆
 各種音量調節、テキストスピード調節(2段階)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、キャラごとの音声ON・OFFや画面効果の調整も可能。修正ファイルを使用すると、過去ログ(音声履歴無し)機能が追加され、ディスクレス起動も可能となる。
 セーブは一日の終わりしか出来ず(スロット20)、ロードもタイトル画面と行動選択時のみ。サイコロ判定はランダムではあるものの、ある程度決まっているようなので、いい目が出るまでロードをしても無駄。また、パートボイスではあるが、Hシーンを初めとして音声の付いているシーンの方が多い。

 難易度はデフォルトで「Normal」に設定されているが、プレイ後には「Hard」や「Easy」が追加される。
 
◆ シナリオ ◆
 日常パートはAVGだが、戦闘シーンを含めて全体としては育成系SLGの要素が強い。マルチエンド形式で、エンディングは5種類。さらにバッドエンドも3パターン用意されており、条件を満たさないと途中でゲームオーバーになる場合もある。
 基本はメインヒロインのルートとなり、サブヒロイン2人のルートは2、3周目以降に発生する仕組み。基本行動は午前と午後の2回。

 正義のヒロインを描いた勧善懲悪のストーリー。地球の平和を侵略者の手から守るため、ひいては自分自身の体に再び戻るために戦い続ける。敵に敗れた後に陵辱されるのは、エロゲーならではのお約束の展開。
 
◆ 総評 ◆
【Save the Earth】
 「青い地球を守るため・・・」 これは地球支配を目論む宇宙人の組織と一戦交える前に、ヒロインの口から頻繁に飛び出す決め口上。しかし本当に青い地球を守りたいのであれば、地球を際限無く破壊し続ける人類ではなく、より高度な知性を有する生命体に統治・管理を委ねた方が良いに決まっている。
 当事者達は混同してしまっているが、エスカレイヤーの守っているのは「地球の平和」ではなく「人類の平和」。この2つの概念は一見似ているが、決してイコールではない。

【OVA】
 本作発売の1ヵ月後となる2002年9月に、ピンクパイナップルより『超昂天使エスカレイヤー 第1話』が早くも発売された。その後同年12月に『第2話』、翌年3月に『第3話』がリリースされて完結している。アニメ用の原画が盗難の被害に遭ってしまった曰く付きのシリーズ。
 基本ストーリーや設定は原作に沿っているが、細部は変更されている。特にふたなりであるエスカレイヤーのクローン「FM77」にかなりのスポットを当てている。作画もほぼ原作を忠実に再現。第2話以降は作画監督が替わった事もあり、作画・エロ共にグレードアップしている。

 

 ヒーロー物だが、陵辱シーンも多い本作。しかしヒロインの体はあくまで戦闘用の「バイオボディ」であり、本当の体は別にあるという設定。その点が形式的にではあるが陵辱色を薄め、和姦愛好者に対する救済措置となっている。
 怪人を倒した後、主人公達の口を借りてオタクや政治などに対しての批判を行うという、製作者からのさりげないメッセージ付きの作品。
 

初稿:2005.06.01

超昂(ちょうこう)天使(てんし)エスカレイヤー -BeatAngel(ビートエンジェル) Escalayer(エスカレイヤー)-

 

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