::: エロゲーの殿堂 ::: |
◆ 舞台 ◆ |
母の経営する「喫茶サクライ」でバイトをしている主人公「櫻井恭介」。近隣にオープンした「オーシャンランド」の再開発計画を廃案に追い込むため、店の売上増加を狙ってある妙案を実行に移す。 ゲーム内の期間は本編が8月7日(月)から最長で8月20日(日)までとなる。移動場所は自宅兼店舗を中心に、海岸やレジャーランド、人妻宅など。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は6人。内訳はメインヒロインの人妻4名(実母、先輩、金髪外国人、秘書)、女子高生2名(金髪外国人、巫女)となる。金髪外国人は母娘。 Hシーンは全て和姦。回数は人妻が6〜9回、女子高生がセットで7回。その他に、ハーレムルート等における「3P」「4P」「親子丼」といった複数プレイが9回用意されている。Hシーン全体を通して「フェラ」がかなり充実しているが、その他にも「パイズリ」「足コキ」「アナル」等のシチュエーションも押さえられている。 また、タイトル通りの各種コスプレや、接客中の主人公をカウンター下でフェラ、就寝中の女性に口内射精といったマニアックなものもあり、かなり濃い目の仕上がりとなっている。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、音声リピート、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能。セーブスロットは全100箇所のサムネイル付で、クイックセーブ・ロードも出来る。テキストはマウスホイール対応で、画面効果等の調整やディスクレス起動も可。シーン回想はサムネイル付で、回想途中でも選択画面に戻れる。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディング数は6種類。基本は女性1人に付き1つのエンドとなるが、年少組は2人で1つ。その他に親子丼エンドやハーレムエンドも用意されている。 とにかく狙った女性を追い続ければ問題無く個別エンドに辿り着けるが、母ルートに入るには特定の条件を満たす必要がある。更に条件をクリアすると、かぐや恒例のハーレムルートに入れるようになる。こちらはそれまでの個別ルートの展開をほぼ無視した、ひたすらヤるだけのルート。 かなり複数のライターを起用しているせいか、ストーリーに整合性の取れていない部分がチラホラあるものの、一応許容範囲内。共通ルートがかなり長く、もっと早い段階でルート分岐させても良かった。 |
◆ 総評 ◆ |
【怖いものは怖い】 メインの4人は「人妻」という設定であり、彼女達と結ばれる道を目指すのであれば、必然的に最後は旦那と対決する事になる。しかし1人は未亡人、1人は偽装結婚、1人は旦那に問題がある事から、実際修羅場を迎えるのは残る1人だけ。その旦那は非の打ち所が全く無い人物で、このケースだけは純然たる寝取り行為となる。 旦那と不倫相手たる主人公の2人を「同じくらい好き」と開き直る人妻と、それを受けて「旦那から奪ってやる」「オレは腹をくくっている」と豪語して憚らない主人公。ただし発言こそ勇ましいものの、実際には旦那に見付からぬようコソコソ隠れて情事に耽るという中々のチキンぶりを見せる。 その言動は情けなくもあるが、本作の中では最も間男の緊張感を演出したルートとなっている。 【母は強し】 前述した人妻の内の未亡人は、主人公の母親という設定。勿論攻略は可能であり、最終的に実は血の繋がりの無い事が明らかになる・・・というオチの無い、完全無欠の実母。 確かにその容姿は人妻達の中でも最も幼く、熟女というイメージからは程遠い。かと言って母親に欲情できるかどうかは、やはりプレイヤー次第。そのHシーンに関しては、母親の秘所を愛撫しながら「ここからオレは生まれてきたんだな」というセリフも飛び出すなど、この際どい設定をほぼキッチリ生かした仕上がりとなっている。
前作『人妻コスプレ喫茶』とは、ストーリー面での直接的な繋がりは無く、チラリと名前が出る程度。また、前作の「コスプレDAY」やそれに伴う選択イベントはバッサリとカットされ、「コスプレ」は設定のみとなった。元々それほど意味のある設定では無かったので、この変更は正常進化と言える。 |
初稿:2006.09.08 |
人妻コスプレ喫茶
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