::: エロゲーの殿堂 :::

戦乙女ヴァルキリー「あなたに全てを捧げます」

神々と人間に住む場所を奪われ地底奥深くに追いやられた悪魔達は、
何百年もの間『ミッドガルド(地名)』を巡り、戦いを繰り返して来ました。

しかし、度重なるその戦も人間に加勢する戦乙女ヴァルキリーを中心とした神の軍によって阻まれてきました。
そんな状況を見かねた魔王は、真っ向からの戦いを止め天界でも絶対的な信頼とその中枢を担う女神フレイアを捕らえ、
秘密裏に洗脳を施し天界内部からの侵略を計ります。

フレイアを利用して、ヴァルキリーの力の源である黄金の指輪を奪うことに成功した魔王は、
主人公である魔王軍暗黒騎士団長デュークにヴァルキリー討伐を任せます。
デュークはヴァルキリーを捕らえその処遇を任せられると、神と人間への見せしめとして、
人間共の希望であるヴァルキリーをあらゆる手段を使って貶め洗脳(エッチな調教)しはじめます。

日中問わず行われる飽くなき恥辱の宴に、ヴァルキリーの心は次第に快楽の淵へと堕とされていきます。

公式サイトより

ストーリー エロ 感動 システム キャラ ボリューム 総計 主人公
Caa Ba Ca Ba B Caa 64 Caa
 
メーカー
発売日
定価
シナリオ
原画
備考
:ルネ
:2004.07.30(Fri.)
:\8,800-
:永沢壱朗
:田丸まこと
DL版廉価版あり
 
ジャンル
音声
名前変更
修正ファイル
属性
季節
:AVG
:○
:○
:○
:陵辱,調教,伝奇
:−
 
OS
CPU
メモリ
DVD-ROM
解像度
HDD
:Windows98/2000/Me/XP
:PentiumU400MHz以上(推奨V600MHz以上)
:128MB以上(推奨256MB以上)
:倍速以上
:800×600,HighColor以上(推奨FullColor以上)
:30MB以上(推奨1.4GB以上)
 
◆ 舞台 ◆
 魔界の暗黒騎士団長にして、魔族と人間のハーフでもある主人公「デューク」。姦計を用いて、天界の戦乙女にして天敵たるヴァルキリーの捕獲に成功するや、彼女を利用してミッドガルドの支配を目指す。

 ゲーム内の期間は全31日。移動場所は自室を中心とした屋敷内部と、侵略イベントに伴うミッドガルドの各所。
 
◆ ターゲット ◆
 攻略可能な女性は4人。内訳はメインヒロインとなる戦乙女と、その見習いのロリ系、お姉系の女神、以上3名が天界の住人となり、さらにツンデレの魔族が1名。人間界の女性は1人も居ないが、魔族と言っても髪飾り程度の違いでしかなく、天界の3人は人間の女性と全く同じ。
 Hシーンは魔族が和姦で、天界3名は陵辱だが、調教済みの女性は喜んで奉仕する。回数はメインヒロインが「朝奉仕」「夜調教」の各項目が5段階あり、その他に各種侵略イベントのHも用意されている。残る天界2名は「朝調教」の各項目が3段階とアイテムH、魔族は会話による通常Hが5回となる。
 調教物だけあって「フェラ」「パイズリ」「アナル」といった基本項目の他に、「レズ」「飲尿」「触手」「搾乳」のハード系や、「髪の毛で扱く」「お掃除フェラ」「髪で拭う」「尿のぶっかけ」「アイテムによるロリ化」といったマニアックなシチュエーションも充実している。

 主人公が直接手を下さないHシーンも数多くあり、ほぼ輪姦のオンパレード。対象となる女性も人間からエルフ、天界人と多様。またメインヒロインも、公開調教として公衆便所や娼婦館などで、主人公以外の男共に供される。
 
◆ システム ◆
 各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節(2段階)、音声リピート、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能。セーブスロットは全99箇所で、サムネイル・コメント付。クイックセーブ・ロードや画面効果の調整、ディスクレス起動も可。シーン回想は登録式で、表示順のカスタマイズが出来るほか、回想途中でも選択画面に戻れる。主人公の名前は変更可能だが、デフォルトなら名前を呼んでくれる。
 
◆ シナリオ ◆
 マルチエンド形式の調教SLGで、エンディングは9種類。メインヒロインの個別エンドが5つと最も多い一方で、個別エンドの無いサブヒロインも居る。その他に天界側3人の調教エンドや、エンドロールの無いバッドエンドもあるが、4人全員のハーレムエンドは無し。
 基本行動は1日2回となり、「アイテム開発」「出撃」「様子見」の中から選択するが、アイテム入手にはランダム要素あり。調教パートは朝と深夜の2回で、朝は2人(途中から3人)の簡易調教が可能だが、深夜はメインヒロインのみ。深夜の調教が進めば、「朝奉仕」のレベルも連動して上昇する仕組み。調教を怠るとレベルが低下するだけでなく、バッドエンドへ進むこととなる。
 メインヒロインに対して主人公が愛に目覚めれば、ハッピーエンドにも到達できる。しかしその際には当然「公開調教」などの輪姦プレイは避けるべき。

 身体は調教されても、心までは堕落しないようにギリギリで踏み止まるヴァルキリー。それを尻目に、天界の女神でありながら、真っ先に堕とされてしまった全ての元凶フレイアは、主人公の肉奴隷として奇天烈なアイテム開発に勤しんでいる。
 
◆ 総評 ◆
【続編】
 2008年3月に本作の続編となる『戦乙女ヴァルキリー2』が発売された。シナリオライターは交代となったが、原画家は留任している。
 ストーリーは本作のどのエンドとも異なり、4人の内3人が完全に堕ちているものの、メインヒロインは身体は調教済みだが、心はまだ堕ちきっていない状態。戦況もミッドガルドをほぼ平定しているが、天界にはまだ攻め入っていない状況から物語が始まる。
 新キャラは天界側3名、魔界側1名で構成は本作と同じ。さらに本作の4名も引き続き登場し、メインヒロインのヴァルキリーは続編でも主役級の扱いを受けている。

【OVA】
 2004年12月に「ひまじん」より『戦乙女ヴァルキリー 第一夜』がリリースされた。翌2005年1月の『第二夜』の計2作で完結している。
 キャラ設定こそ原作に準拠しているが、そのキャラ原画は新たに書き起こされるなど、ストーリーはアニメオリジナル。男の主人公は登場せず、囚われたヴァルキリーらを陵辱するのは、人語を解するオーク型の怪物達。公開レイプや寄生生物など原作流用のシチュエーションの他に、女性の肛門から人糞を直食いする触手生物など独自のシチュエーションも用意されており、エロ度は非常に高い。それだけに「第二夜」で作画レベルが大幅に低下している点が惜しまれる。
 2006年2月には「ひまじん銀」より『戦乙女ヴァルキリー真章 第一話』として新シリーズがスタート。2007年5月の『第二話』の全2作で完結。
 前シリーズに比べて、キャラデザやストーリーを原作に近付けた形で一新されており、主人公・デュークやフェンリルも登場する。蟲を使った調教等のオリジナル要素はあるものの、エロ度は前シリーズより劣る印象。作画に目立った乱れは無いが、全体的に並程度のレベル。

 

 北欧神話をモチーフとし、戦乙女物というニッチなジャンルを確立させた本作。調教パートのレベル上昇がスムーズではなく、作業感の強さは否めない。それでもキャラを途中追加するなど、プレイヤーを飽きさせないように工夫は凝らされている。ストーリー面でも、しっかりとした世界観を構築することで、続編へと繋げることに成功した。
 

初稿:2010.04.02

戦乙女(いくさおとめ)ヴァルキリー「あなたに(すべ)てを(ささ)げます」

 

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