::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
魔界の暗黒騎士団長にして、魔族と人間のハーフでもある主人公「デューク」。姦計を用いて、天界の戦乙女にして天敵たるヴァルキリーの捕獲に成功するや、彼女を利用してミッドガルドの支配を目指す。 ゲーム内の期間は全31日。移動場所は自室を中心とした屋敷内部と、侵略イベントに伴うミッドガルドの各所。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は4人。内訳はメインヒロインとなる戦乙女と、その見習いのロリ系、お姉系の女神、以上3名が天界の住人となり、さらにツンデレの魔族が1名。人間界の女性は1人も居ないが、魔族と言っても髪飾り程度の違いでしかなく、天界の3人は人間の女性と全く同じ。 Hシーンは魔族が和姦で、天界3名は陵辱だが、調教済みの女性は喜んで奉仕する。回数はメインヒロインが「朝奉仕」「夜調教」の各項目が5段階あり、その他に各種侵略イベントのHも用意されている。残る天界2名は「朝調教」の各項目が3段階とアイテムH、魔族は会話による通常Hが5回となる。 調教物だけあって「フェラ」「パイズリ」「アナル」といった基本項目の他に、「レズ」「飲尿」「触手」「搾乳」のハード系や、「髪の毛で扱く」「お掃除フェラ」「髪で拭う」「尿のぶっかけ」「アイテムによるロリ化」といったマニアックなシチュエーションも充実している。 主人公が直接手を下さないHシーンも数多くあり、ほぼ輪姦のオンパレード。対象となる女性も人間からエルフ、天界人と多様。またメインヒロインも、公開調教として公衆便所や娼婦館などで、主人公以外の男共に供される。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節(2段階)、音声リピート、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能。セーブスロットは全99箇所で、サムネイル・コメント付。クイックセーブ・ロードや画面効果の調整、ディスクレス起動も可。シーン回想は登録式で、表示順のカスタマイズが出来るほか、回想途中でも選択画面に戻れる。主人公の名前は変更可能だが、デフォルトなら名前を呼んでくれる。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式の調教SLGで、エンディングは9種類。メインヒロインの個別エンドが5つと最も多い一方で、個別エンドの無いサブヒロインも居る。その他に天界側3人の調教エンドや、エンドロールの無いバッドエンドもあるが、4人全員のハーレムエンドは無し。 基本行動は1日2回となり、「アイテム開発」「出撃」「様子見」の中から選択するが、アイテム入手にはランダム要素あり。調教パートは朝と深夜の2回で、朝は2人(途中から3人)の簡易調教が可能だが、深夜はメインヒロインのみ。深夜の調教が進めば、「朝奉仕」のレベルも連動して上昇する仕組み。調教を怠るとレベルが低下するだけでなく、バッドエンドへ進むこととなる。 メインヒロインに対して主人公が愛に目覚めれば、ハッピーエンドにも到達できる。しかしその際には当然「公開調教」などの輪姦プレイは避けるべき。 身体は調教されても、心までは堕落しないようにギリギリで踏み止まるヴァルキリー。それを尻目に、天界の女神でありながら、真っ先に堕とされてしまった全ての元凶フレイアは、主人公の肉奴隷として奇天烈なアイテム開発に勤しんでいる。 |
◆ 総評 ◆ |
【続編】 2008年3月に本作の続編となる『戦乙女ヴァルキリー2』が発売された。シナリオライターは交代となったが、原画家は留任している。 ストーリーは本作のどのエンドとも異なり、4人の内3人が完全に堕ちているものの、メインヒロインは身体は調教済みだが、心はまだ堕ちきっていない状態。戦況もミッドガルドをほぼ平定しているが、天界にはまだ攻め入っていない状況から物語が始まる。 新キャラは天界側3名、魔界側1名で構成は本作と同じ。さらに本作の4名も引き続き登場し、メインヒロインのヴァルキリーは続編でも主役級の扱いを受けている。 【OVA】 2004年12月に「ひまじん」より『戦乙女ヴァルキリー 第一夜』がリリースされた。翌2005年1月の『第二夜』の計2作で完結している。 キャラ設定こそ原作に準拠しているが、そのキャラ原画は新たに書き起こされるなど、ストーリーはアニメオリジナル。男の主人公は登場せず、囚われたヴァルキリーらを陵辱するのは、人語を解するオーク型の怪物達。公開レイプや寄生生物など原作流用のシチュエーションの他に、女性の肛門から人糞を直食いする触手生物など独自のシチュエーションも用意されており、エロ度は非常に高い。それだけに「第二夜」で作画レベルが大幅に低下している点が惜しまれる。 2006年2月には「ひまじん銀」より『戦乙女ヴァルキリー真章 第一話』として新シリーズがスタート。2007年5月の『第二話』の全2作で完結。 前シリーズに比べて、キャラデザやストーリーを原作に近付けた形で一新されており、主人公・デュークやフェンリルも登場する。蟲を使った調教等のオリジナル要素はあるものの、エロ度は前シリーズより劣る印象。作画に目立った乱れは無いが、全体的に並程度のレベル。
北欧神話をモチーフとし、戦乙女物というニッチなジャンルを確立させた本作。調教パートのレベル上昇がスムーズではなく、作業感の強さは否めない。それでもキャラを途中追加するなど、プレイヤーを飽きさせないように工夫は凝らされている。ストーリー面でも、しっかりとした世界観を構築することで、続編へと繋げることに成功した。 |
初稿:2010.04.02 |
戦乙女ヴァルキリー「あなたに全
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