::: エロゲーの殿堂 :::

人工少女2

少女と過ごす、楽しい時間…

退屈だと思える、そんな時間でさえ…
少女と過ごす事で特別な瞬間に変わる…

貴方の時間と少女の時間をゆっくりと重ね合わせた時…

気が付けば少女の足音にさえ、微笑を浮かべる自分に出会えるかも…。

そんな素敵なひとときを、どうぞ、少女と共にお過ごし下さい。

公式サイトより

ストーリー エロ 感動 システム キャラ ボリューム 総計 主人公
Caa Ba Caa Caa Ca Caa 58 B
 
メーカー
発売日
定価
シナリオ
原画
備考
:ILLUSION
:2004.11.26(Fri.)
:\8,800-
:−
:−
DL版あり
 
ジャンル
音声
名前変更
修正ファイル
属性
季節
:SLG
:○
:○
:○
:3D,孤島
:盛夏
 
OS
CPU
メモリ
DVD-ROM
解像度
HDD
:Windows98SE/2000/Me/XP
:PentiumV1GHz以上(推奨PentiumW2GHz以上)
:128MB以上(推奨256MB以上)
:倍速以上
:640×480,HighColor以上
:3GB以上(推奨4GB以上)
 
◆ 舞台 ◆
 目を覚ました時、主人公は浜辺の一軒家にいた。外へ出てみると、そこは人気が全く感じられない静寂の世界が広がっている。すると一人の女性が現れ、主人公の名前を呼びながら無人のビーチを駆けて行った。

 ゲーム内の期間は不明。移動場所は家を中心に、浜辺や森、校舎や温泉など。
 
◆ ターゲット ◆
 攻略可能な女性は一応1人。ただし当該女性はかなり幅広いバリエーションのカスタマイズが出来るため、ある意味無限に近い女性の攻略が可能であるとも言える。
 Hシーンは全て和姦で、回数制限は特に無し。Hをする場所によって体位が変化し、また回数を上手にこなして行けば女性も徐々に積極的になる。連戦も可能で、前戯無しでの挿入といった多少の無茶をしても大して問題は無い。
 Hシーンは3Dならではの、視点角度を自在に変更する事が出来る。狭い場所でのHは、プレイヤー側での角度修正が必要。

 「地蔵」を利用すれば着せ替え(上着・パンツ・スカート・靴・靴下・手袋・髪飾り)が出来る。水着系や学生服系、下着の種類もそれなりに用意されている。その他に、眼鏡や首輪の着用も可。エロ度が上昇するに連れてコスチュームの種類も増えるという仕組み。
 公式サイトから追加衣装のデータをダウンロード出来る。
 
◆ システム ◆
 各種音量調節、画面効果等の調整、マウススピード調節を搭載し、随時セーブ・ロードも可能。ただしHシーンでは不可。スロットは各女性に付き10箇所。Hシーン終了後にリプレイ登録をしておけば、「リプレイ」でシーン回想を閲覧出来るようになる。ディスクレス起動は不可。
 一番最初に主人公の名前を入力するが、ポピュラーな名前であれば女性が呼んでくれる。
 
◆ シナリオ ◆
【ENDLESS SUMMER NUDE】
 ストーリーは無いに等しい。と言うより、あえて物語を用意していない。そのため「女性とHする」事以外には、他に明確な目的も無い。島内を歩き回っても、アイテム等が落ちている事はなく、エロ系以外のイベントが発生するわけでもない。怪しげな研究所が存在するものの、果たしてそれが何を意味するのか、そんな答えなど無い。
 素材は与える、後の想像や行動は一切をプレイヤーに任せる、といった内容。

 スタート時は朝だが、次第に夕方になり、そして夜となる。時には雨が降る場合も。しかし一日の時間の概念はあっても、日にちの概念は無い。よって、本作にエンディングは無い。
 本作におけるエンディングとは、すなわちプレイヤーがこの世界に飽きた時を意味する。まさに終わりなき夏の物語。

【Do It Yourself】
 本編開始前に、パートナーとなる女性の設定から始まる。女性の目や髪型、胸の大きさ、肌の色といったパーツ選択を経て、次に性格を決定付ける血液型を決め、最後に名前を与えて「人工少女」が誕生する。髪や目の色はRGBの組み合わせで、自由に決められる。黒髪は勿論、金髪や原色系も作成可能。髪型も前と後ろの組み合わせが可能で、結構なバリエーションがある。パッケージ画の女性はあくまで組み合わせの一例。
 一方で、性格は血液型に基づく4種類しかなく、また基本となる骨格の変更も出来ない。そのため、長身の女性や、つるぺたロリ系などは作れない。当然デブや不細工も作れないので、B専やD専といったマニア嗜好の方は過度の期待は禁物。
 
◆ 総評 ◆
【人工少女】
 本作は『人工少女2』という事で、「1」に当たる『人工少女』はダウンロード版として、本作に先行して公式サイトで無料配布されている。
 プレイ時間は10分程度と、本作の世界観を手っ取り早く体験するのに手頃なサイズ。女性のカスタマイズは出来ないが、主人公の名前呼びにはある程度対応している。ただし最終的にはHシーンどころかポロリも無く、あくまでお触りまで、と言うより指でツンツンするだけ。
 特に本作との関連性は無いが、巨大なモアイ像の存在が本作との繋がりを微かに感じさせる。

【想像してごらん】
 前述の様に基本となるストーリーが用意されていない以上、後はプレイヤーのイマジネーションにかかっている。何故ここには2人しかいないのか、あの遺跡が意味するものとは。そして「人工少女」の存在意義や、主人公の来歴を勝手に想像するのも良し。あるいはそういった要素を全く無視し、街で見かけた素敵な女性をトレースして、ひたすら2人の世界に没入するのもまた1つの遊び方。
 製作者の導きなど必要無い。箱庭が用意してあり、そこに女性がいればそれで十分といった「妄想族」推奨の作品。

 

 時に粗さが見えるポリゴン技術や、狭い場所での見辛さなど、難点を挙げればキリは無いが、全体の技術としては十分水準に達している。そしてそのテクノロジーを体感するためにも、やはり高スペックのマシンは必須。
 まとまった時間を作って一気にやり込むよりも、「今日は森の中で」とか、「今日は校舎で」など、思い付いた時にゲームを起動させて十数分のHシーンを堪能するというのが、本作に合ったプレイスタイル。
 

初稿:2006.09.18

人工(じんこう)少女(しょうじょ)

 

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