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【アクトロイド】
パケ画の女性からして微妙な感じの本作。事実そのメインヒロインを含め、主要キャストとして4人の女性が登場するも、なぜか全員が並以下のルックス。特に主人公の妹は最もヒドく、不気味を通り越してキモい領域にまで踏み込んでいる。
主人公の妹の容姿が「キモい」というのは、エロゲー界の常識に照らし合わせると余りにも前衛的だが、この設定に全く意味は無い。恐らくは単なる技術的な問題に過ぎないのだろうが、同じくポリゴンゲームを手掛ける「イリュージョン」の作品に登場する女性達と比べると、その驚異の差を痛感できる。
しかし現実的には、出て来る女性が「全て美女」という方が余程ありえないわけで、この辺りが無用なリアルさを醸し出している。
【脅迫が脅迫を脅迫する】
タイトル「脅迫」となると、往年の著名作『脅迫 〜終わらない明日〜』があるものの、当然の事ながらメーカーも異なる本作とは何の関係も無い。とは言え、「脅迫」という言葉自体はごくありふれた名詞でしかなく、タイトルがかぶった所で何ら問題は無い・・・ことはなかった。本作が製作発表された時、本家アイルからクレームが付いている。その時の顛末はメーカーの公式サイトに詳しく掲載されているが、要するにアイルの主張としては「紛らわしいからやめてくれ」ということ。
結局この問題は裁判沙汰にも発展せずに決着した。またこの騒動がかえって本作の知名度を上げてしまい、皮肉にも売上に繋がったなどという事態にも全くならなかった。結果として、クレームを付けるまでもなかった、というのがこの一件の笑えないオチ。
上述の通り、ポリゴン技術の脆弱さから登場人物は不気味な上に、ストーリーも大雑把でキャラ立ても弱く、全体的に雑な印象。改善の余地は大幅にあるが、複数の視点を絡み合わせた探偵物らしい大掛かりなシナリオにしようと試みた努力の跡はかろうじて窺える。
初稿:2007.12.20 |