::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
女性を惑わす魔眼の力に悩まされる主人公「ツカサ・ストロビラントゥス」は、その制御方法を習得するために「エルグラント王国」随一の名門女子校「ウィザーディア魔法学院」に特別入学する。 ゲーム内の期間は最長で約1ヵ月間。移動場所は下宿先を中心として、教室や中庭など学園内各所。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は7人。内訳は同級生3、お姉系1、熟女1、魔女1の、以上6名がメインヒロインとなり、サブヒロインとして学長が1名。 Hシーンは、暴走した主人公による陵辱が数シーンあるものの、ほぼ和姦で占められている。回数はメインのお姉系が13回と最多だが、その他の女性は各5〜11回とバラつきあり。「フェラ」「パイズリ」「アナル」「69」「手コキ」「足コキ」といったシチュエーションの他に、「フタナリ」「触手」「雌雄交替」等のマニアック物まで取り揃えられている。またハーレムルートでは、文字通り多人数プレイが基本路線。 1シーンで複数ラウンドは当たり前の濃さで、ショタ系ながら巨根という主人公の属性を活かした「受け」のHシーンが多い。魔女(サキュバス)とのカラみも用意されており、その都度ガッツリと搾り取られるものの、その他の女性達もほぼサキュバスみたいなものなので大差は無い。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)、音声リピートを搭載し、随時セーブ・ロードも可能。セーブスロットはサムネイル付の全200箇所で、クイックセーブ・ロードも出来る。テキストはマウスホイール対応で、画面効果の調整やディスクレス起動も可。シーン回想はサムネイル付で、回想途中でも選択画面に戻れる。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは6つ。女性1人に付き1つのエンドとなり、全てのエンドに到達するとハーレムルートが出現する仕組み。狙った女性を追い続ければ、難なく個別エンドには辿り着ける。1日1回の女性選択によりストーリーが進行し、その形式が終盤まで続くため事実上個別ルートは無し。 朝が選択女性との個別イベント、夜が共通イベントという形式を採っているため、個々のストーリーの整合性にやや難あり。 魔眼を克服するため心機一転、生活環境を変えて新たな師の下で修行を始めた主人公。しかしその悩みのタネである魔眼には、思いもよらない秘密が隠されていた。 |
◆ 総評 ◆ |
【Magical Witch World】 2005年に発売された本作だが、約4年後の2009年6月には第2弾となる『マジカルウィッチコンチェルト』がリリースされた。ただし本作と世界観を共有しているものの、直接的な繋がりは無いため続編作品ではない。 また、2006年12月発売の『ダンジョンクルセイダーズ』とも背景設定を同じくしており、本作よりかなり以前の時代設定で、本作のサブヒロインが主要キャストとして登場。さらに2008年12月には第2弾作品『ダンジョンクルセイダーズ2』がリリースされた。こちらはシルヴィアエンドをベースとした本作より少し後の物語で、本作の主人公とシルヴィアが主要キャストとして登場する。 本作発売時において続編の構想があったかは定かではないが、作品内の世界観をキッチリ構築しておいたため、後発作品での流用がラクになった格好。 【OVA】 2007年6月にピンクパイナップルより『MAGICAL WITCH ACADEMY LECTURE.1』が発売され、同年8月の『LECTURE.2』の計2作で完結している。 背景設定やストーリーは原作とほぼ同じだが、内容はコンパクトにまとめられており、また声優陣も異なっている。Hシーンは原作流用のシチュエーションとアニメオリジナルがあり、エロ度は高め。触手シーンが多く、主人公も暴走しているため全体的に陵辱風味の仕上がり。作画レベルは並程度。
女性を見境無く発情させてしまうという、男子憧れの魔眼を持つ主人公。そのためいわば治療を行うべく住処を離れて下宿するのだが、なぜか最も来てはいけないはずの女子校に編入するという実に美味しいシチュエーション。さぞかし大勢の女子生徒達に襲われまくりの学園ライフかと思いきや、そんなハプニングは最初のワンシーンのみで、あまり設定を活かし切れていないことが惜しまれる作品。 |
初稿:2010.07.02 |
マジカル ウィッチ
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