::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
幼い頃に母を亡くし、それ以降は継母に育てられた主人公「田辺友一」。ある日、忘れ物を取りに放課後の学校へ戻ると、そこで繰り広げられていた異様な光景を目撃してしまう。 ゲーム内の期間は不明。移動場所は自宅の自室を中心として、教室や保健室、体育館など学園内各所。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は7人。内訳は義母、保険医、友人の母の3名がメイン、サブとしてその他同級生の母が4名。全員が年上の豊満なボディで、おおよそ30代前半の設定と見受けられる。 Hシーンは全て和姦。回数はメインが1〜2回、サブとは他の児童も含めた乱交が6回。シチュエーションは「フェラ」「手コキ」「69」の他に、「アナル」「ローションプレイ」「水中ファック」など、ショタ物ながら激しいシーンも多く、避妊は一切しない中出し上等の母親達。陰部の呼称についてはテキスト表示されるが、発声しない方式。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、過去ログ(音声履歴無し)、スキップ(既読・未読判別不可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能(スロット20)。ディスクレス起動も出来る。テキストは瞬間表示に固定。シーン回想にサムネイルは無し。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは2種類。義母と結ばれるか、その他の母親達と乱交に耽るかの2つに1つで、バッドエンドは無い。基本行動は「放課後」と「夜」の1日2回。要するに、放課後にママクラブへ行くかどうかの選択。 生みの母を知らない主人公は、育ての母より愛情をたっぷりと注がれて成長し、結果重度のマザコンとなった。そんな主人公が「ママクラブ」に参加して友人の母達と交わる内に、義母への想いも次第にエスカレートして行く。 |
◆ 総評 ◆ |
【秘密クラブ】 男子児童の行き過ぎたマザコンの代償行為と、それに伴う性欲の解消、一方で男子児童を持つ母親の、息子を食いたいという近親相姦願望を疑似的に満たすために組織された「ママクラブ」。その内情は、実地での性教育を通り越した単なる乱交。放課後の校内各所で、男児に「ママ」と呼ばせながらのアブノーマルな性行為に及ぶ。 本作の主人公はマザコンではあるものの、母親に対しては特に欲情してはいない。それを周囲の大人達が半ば強引に危険な欲望を開花させて行く。 【まだまだ続編】 2004年5月には『続・ママクラブ』、さらに約7年後の2011年1月には『ママクラブ・参観』がリリースされ、ユーザーからの根強い支持を感じさせる。 ただし「続編」と銘打たれてはいるものの、背景設定は別舞台で作品同士の関連性は全く無い。それでも、(1)マザコンの主人公が、(2)ママクラブの存在を知り、(3)同級生の母親達とヤリまくる内に、(4)自分の母親にも欲情する、という基本コンセプトは全作品で共通している。また、原画家の画力の向上や設定の煮詰まりに伴って、作品を追う毎にエロ度は上がっている。
「ママ×ショタ」というピンポイントのジャンルを掘り下げた本作。メーカー内で使い回している背景画などのマイナスポイントはあるものの、淫靡さや背徳感、異常な日常の演出はそれらを十分に補っている。そして本作におけるエンドでの全裸キャンプは、後の『野外学習』の設定として活かされることとなる。
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初稿:2012.08.27 |
母性 〜ママクラブ〜 |