::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
「フローリアス樹ヶ丘」502号室に住んでいる「樹ヶ丘学園」3年生の主人公「桜木浩二」。現在は父親と二人暮しだが、両隣とは家族同然の付き合いをしている。しかしみんなには内緒にしている重大な秘密があった。 ゲーム内の詳細な期間は不明。移動場所は自宅と両隣の家が中心となり、イベントでホテルや旅に出る場合もある。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は5人。内訳はメインヒロインである義母、下級生(以上母子)、女子大生、金髪女性、妹系が各1名ずつ。 Hシーンは全て和姦。回数は義母の7回を除き、各女性に付き3回ずつ割り当てられている。パイズリやフェラ等は用意されているが、シチュエーションはごくノーマル。それでも尺は十分に取ってあり、描写も丁寧で純愛系としてはエロ度が高め。 全エンド到達後には、母子3Pを実現させたサービスシナリオが閲覧可能となる。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、音声リピート、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能。セーブスロットは全40箇所のサムネイル付で、クイックセーブ・ロードも出来る。テキストはマウスホイール対応で、ディスクレス起動も可。その他に、画面効果の調整や非アクティブ時の設定の切り替えも出来る。シーン回想はサムネイル・タイトル付で、回想途中でも選択画面に戻れる。 会話シーンでは、立ち画とフェイスウィンドウが同時に表示される形式。公式サイトにて、書下ろしの漫画や小説などが公開されている。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは6種類。女性1人に付き1つのハッピーエンドと、誰とも結ばれずに終わるノーマルエンドが用意されている。 ストーリーは最長で第10話まであり、約2ヵ月間の出来事を描いている。第3話までは登場人物の顔見せで、第4話以降から個別ルートへの分岐が始まる事になる。基本となるルートが一本設けられ、そこから枝葉が別れていく形。 スタート時点で既に恋人同士である義母と最終的に結ばれるためには、最初から最後まで脇目も振らずに突き進む必要がある。 5年越しの想いを実らせた主人公だが、その相手は亡き母親代わりでもあり、親子ほど年の離れたお隣に住む未亡人。世間一般の常識に照らせば許されざる関係であり、当人同士もそれを自覚して周囲にはひた隠しにしているという、まさに禁断の愛。 しかしそんな背徳感に苛まれる様なドロドロとした展開はほとんど無い。ストーリーはコミカルに進行し、作品全体の持つ雰囲気は極めて明るい。 |
◆ 総評 ◆ |
【スポーツマンシップ】 本作のストーリーは、義母との熱愛が基本路線となっている。そこへ他の女性が各話ごとに主人公へ猛アタックを仕掛けて来るという流れ。誘惑して来る女性は各話一人ずつで、主人公はその都度義母と別の女性の二択を迫られる事になる。浮気心を抱かず、義母一筋を貫けば基本ストーリーが続行。逆に他の女性を選べば基本路線からドロップアウトして行く。 義母を選んだ場合、敗れた女性が再アタックを仕掛けて来る事は無く、それどころか次話以降に主人公へアタックをする他の女性の応援に回る。他の女性の攻撃中にはちょっかいを出さず、加えて自分の敗北は素直に認めて、その後は複雑な気持ちながらもライバル達に手を貸すという、実に爽やかで潔い女性陣。 【アメリカンホームドラマ】 形式上、プレイヤーは主人公となって物語を進める事になるが、本作は感情移入を前提とした純愛AVGとはいささか様相が異なる。特に目立つのが主人公の豪快な顔バレ。Hシーンを除き、会話画面では常時主人公の顔グラがフェイスウィンドウに表示され、またHシーンに突入しても、女性とカラむ主人公がしっかりと描かれているケースも多々ある。そして終盤では、プレイヤーが操っているはずの主人公まで立ち画が登場するなど、話数を重ねるごとにプレイヤーは蚊帳の外へと追いやられる。 本作におけるプレイヤーはあくまで第三者であり傍観者。TVフレームの設定やアイキャッチ、各話ごとのOPとED、そして随所に挿入される観客の笑い(OFF設定可)など、TVドラマになぞらえた構成となっている。
自身では否定しながらも、色魔の父親の血を色濃く受け継いでいる主人公。知らない内に身に付けてしまった恋愛テクニックで周囲の女性達を篭絡してしまうが、本人は義母一筋で女心にはひどく鈍い。 |
初稿:2006.01.19 |
ままらぶ |