::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
主人公「松井一朗」は痴漢行為を行う3人組のチームリーダー。しかし警察の罠にはまり、メンバー2人が逮捕されてしまう。一連の逮捕劇の裏事情を知った主人公は、警察に協力した女性達に復讐を開始する。 ゲーム内の期間は、プロローグを除き最大で25日間。移動場所は8箇所の駅がメインとなり、進行状況によっては女性の職場等にも向かう事になる。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は6人。内訳は女子高生2、女教師1、熟女1、高飛車1、婦警1。女子高生の1人は隠しキャラ扱いだが、他の5人は最初から登場する。 Hシーンはほぼ陵辱。ただし主人公は女性の快楽を引き出す薬物を使用するため、抵抗するのを無理矢理といったシーンはない。基本は「痴漢ゲーム→本番」という過程を2回経た後に、最後の輪姦を迎えるという流れ。ただし隠しキャラの女子高生の「痴漢ゲーム」は1回のみ。 痴漢ゲーム時の淫語のチョイスによって、その後のHシーンが「ノーマル」か「積極的」に変化する仕組み。また、ルートによっては3Pも発生する。組み合わせは「女教師×女子高生」「熟女×高飛車」「婦警×女子高生」の3パターン。 アナルやバイブ、搾乳といったシチュエーションも用意されているが、特筆すべきは淫語の量。とにかくハンパではなく、Hシーンの最中にひたすら喋りまくる。その様はまるで女性によるセルフ実況中継のよう。 その公称4000語超の大量の淫語にスポットを当てたのが、各女性のエンディング後に現れる「卑語モード」。通常のHシーン回想と異なり、Hシーンが女性のトークのみに再編集されている。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、音声リピート、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能。セーブスロットは全99箇所で、クイックセーブ・ロードも出来る。シーン回想はサムネイル付。 一方で、Hシーンのみのパートボイス仕様であり、ディスクレス起動も不可。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは7種類。女性1人に付き1つのエンドと、大団円となるハーレムエンドが用意されており、加えて痴漢に失敗した場合、あるいは誰も攻略出来なかった場合のバッドエンドもある。 基本行動は朝昼晩2回ずつの計6回。MAP移動時に女性の居場所が表示されるため、ひたすら追いかけ続ければ問題は無し。ハーレムエンドにも1周目から到達可能。 基本の痴漢手法はチームを組んでのパーティプレイだが、プロローグで仲間が捕まってしまうため、結局は主人公1人で行う事になる。痴漢中に淫語ネタがなくなるとゲームオーバーとなるため、序盤にある程度淫語をストックしておかなければならないという、本作独自のシステム。 |
◆ 総評 ◆ |
【逆ギレ物語】 主人公率いる痴漢チームは、警察の捏造した被害届けによって一斉逮捕される。危うく難を逃れた主人公は激しく憤り、捏造に協力した女性に復讐を誓う所から物語は幕を開ける。 無実の人間が罪に陥れられたと激怒する「痴漢常習者」の主人公。しかし一方で、自分が痴漢容疑を逃れるため、またターゲットの女性に痴漢行為を働くために「無関係の乗客」を痴漢に仕立て上げている。自分が陥れた無実の人間に対しては「交通事故と同じ、運が無かった。」とあっさり切り捨てるのだから、相当イイ性格をしている。 逮捕された仲間のために奔走するも、結局最後はその仲間から裏切られる事になるのだが、この性格ではそれもやむ無し。 【やめてたまるか】 今では模倣犯も出没するほど、痴漢界のカリスマ的存在となった主人公。しかし元々痴漢行為を趣味としていたわけではなく、むしろかつては痴漢を注意する側だった。ところが、痴漢行為の濡れ衣を着せられたために職を失い、そこからヤケになって痴漢をする側に回ったという過去がある。 そんな主人公の前に、以前痴漢から助けてあげた女性が現れる。彼女の説得に心打たれ、ようやく痴漢稼業から足を洗う・・・わけはなく、逆に今度は彼女とパーティを組んで一層の痴漢行為に励むという、陵辱ゲームらしい幕引き。
謎の薬品を使用して、次々と女性を快楽の虜にして行くという非常にオーソドックスな痴漢物である本作。次第に陵辱場所を電車外へ移して、いつしか痴漢行為を逸脱してしまうのもまた王道。それでも淫語を始めとするエロ面に関しては、かなりの水準に達している。 |
初稿:2005.10.03 |
満淫電車
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