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【Save in the name of true love.】
まず主人公にベタ惚れの幼馴染がおり、そこへ富豪令嬢が押し掛けて来るという、この業界ではごくありがちなストーリー展開。そこは「王道」に拘るだけあって、他のヒロインのキャラも委員長を始めとして、バランス良く配置されている。
しかし以上のEX編はそれなりにボリュームがあるものの、あくまでUL編の壮大な前フリでしかない。一見UL編とは完全に独立しているEX編にも、UL編やその続編となる次作『マブラヴ オルタネイティヴ』の伏線が張ってある。そして肝心のUL編の完結を次回作に先送りしているだけに、本作単独での評価が難しいものとなっている。
【マブラヴファミリー】
2004年12月に本作のファンディスクとなる『マブラヴ サプリメント』がリリースされた。カードバトル(Hシーン有)やショートエピソード、アクセサリー集なども収録されているが、メインは「EX編」の純夏エンドのアフター。丸く納まったはずの2人が、実は全然分かり合っていなかったという回りくどいストーリー。選択肢・Hシーン共に無し。
2006年2月には待望の続編『マブラヴ オルタネイティヴ』が発売。また同年9月には「全年齢版」として非18禁仕様の『マブラヴ』が発売されている。これは元々少ないエロシーン等をカットした程度で、追加シナリオや追加キャラなどの変更は無い。
2002年5月にはファンクラブ専用の非売品『アカネマニアックス〜流れ星伝説剛田〜』(非18禁)も発表されている。元はテックジャイアンの付録だったが、FC用にフルボイス化された。茜にスポットを当てた、前作「君のぞ」と本作を繋ぐ外伝的ストーリー。
本作のみで物語が一応成立している「EX編」は、大して真新しい所も無い平凡な作品。やはり本作の醍醐味はその「EX編」を踏まえた「UL編」にあるわけで、その「UL編」を中途半端なまま世に送り出してしまったこと、そして続編の発売までに3年も間が空いてしまったことが惜しまれる。
初稿:2007.10.06 |