::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
山間に位置する林隠市の「林隠学園」3年生にして、生徒会長を務める主人公。一方で、この街に代々伝わる儀式を取り仕切る秘密結社「輪姦倶楽部」の会長という裏の顔も持ち合わせていた。 ゲーム内の期間は7月14日からとなるが、日にちは飛ばしながら進行する。移動場所は学園内各所が中心となり、各女性の自宅に訪れる場合もある。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は9人。内訳は女子校生5、女教師2、ナース1、女医1となり、中には姉妹も2組含まれている。「若年(10代)5」>「中堅(20代)2」=「熟女(30〜40代)2」のバランス配分。 Hシーンは陵辱が中心となるものの、ソフト路線や和姦も存外多い。また、主人公の参加しないシーンもそれなりにある。回数は各女性に付き1〜3回だが、実姉妹にはさらに4回設けられている。 フェラやパイズリ、アナルといった陵辱物の基本事項に加えて、3Pや輪姦などの複数プレイ、母子相姦や姉妹丼といった禁忌物の他に、牛乳浣腸や野外での女性器イジり、乳首のピアッシングといったマニアックなシチュエーションまで用意されている。絶頂時のアヘ顔や、射精時の膣断面図も実装済み。 メーカーの看板であるアニメは全体の約2割にあたる6シーンで導入された。シリーズを通して徐々にスムーズになってきてはいるものの、動きの速いシーンではまだ苦しい。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能。セーブスロットは全20箇所のサムネイル付で、クイックセーブ・ロードも出来る。テキストはマウスホイール対応で、画面効果の調整やディスクレス起動も可。シーン回想はサムネイル付。 付属のテキストファイルには「攻略のヒント」も掲載されている。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは4つ。バッドエンド扱いの1つを除き、残りの3つはキャラごとの個別エンドでもなく、明確なトゥルーエンドでもない通常のエンディング。ストーリーのルートは、若手(学生)と年配(熟女)の大きく2つに分かれている。「アニメモード」と「グラフィックモード」では、同じHシーンであっても回想の登録では別々にカウントされるため、シーン回収用のプレイが必要になる。 古よりの儀式とされ、街に住む女性達もやむなく従っている巫女の風習。しかし実際には儀式とは名ばかりで、単に犯したい女性を選んで輪姦するだけ。そのため本来なら手の届かない学園のアイドルクラスが優先的に選ばれてしまう。そして不幸にも目を付けられた女性は半月もの間、家にも帰れず巫女としてひたすら犯され続けることになる。 |
◆ 総評 ◆ |
【儀式なら仕方ない】 陵辱作品らしく暗いムードで物語の幕が上がり、次々と女性達が巫女に饗されて行く。そしてそのままダーク路線を突き進むかと思いきや、まさかのラブコメチックな展開へとシフト。しかしやはり最後は陵辱で締め括るという、振り幅の大きいストーリー構成。 巫女に饗された女性達は昼夜を問わず、儀式終了までぶっ通しで何日もレイプされ続ける。一般的には精神崩壊パターンだが、意外や儀式が終わっても正気を保っている女性が多い。さらに巫女として散々輪姦されていたにも係わらず、役目を終えると普通に学園生活へと戻るという点にも意表を突かれる。 【外伝】 2008年12月に「LILITH」より『LILITH-IZM03〜IFストーリー編〜』が発売された。本作と前作『監獄戦艦』との合同オムニバス作品。本作における5人の女性の後日談が4本収録されている。リリース先が親ブランドからということもあってか、本作で採用されたアニメーションは無し。 後日談は全てショートストーリーで、内容は救いの無いダーク系が3、陵辱色の薄いソフト系が1となる。Hシーンは各女性に付き1〜2回で、タイトル通り10シーン中8シーンが輪姦。本編では未実現に終わった姉弟相姦も収録された。
メーカー初の完全新作となった前作『監獄戦艦』より、さらに500円アップした本作。今後の低価格路線維持について危惧されるが、少なくとも本作に関しては、金額上昇分のクオリティは十分アップしている。ただし「輪姦」を銘打って陵辱色を前面に出した本作において、結構なウェイトを占める和姦部分を「意外」と受け止めるか「邪魔」と感じるかで評価の分かれるところ。 |
初稿:2010.02.02 |
輪姦倶楽部
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