|
【トゥーンレンダリング】
本作に採用された「リアルタイム3Dアニメシェーダー」。要するにアニメ画を3Dで表現したものであり、Hシーンは勿論の事、イベントシーンや会話シーンまでも3Dキャラが引っ切り無しに動く。また、その会話シーンではキャラクターのみならず、3Dで描画された背景までも頻繁にスイッチングするなど、立体感抜群の仕上がり。
しかし当然ながら要求されるマシンスペックは高めで、少なくとも推奨される動作環境を上回っていないと、会話シーンではテキストとキャラの動きのテンポがズレまくる。さらにウリである前述の「3Dアニメシェーダー」を誇示するかの如く女性の胸は激しく揺れまくり、過剰演出気味になっている。
【まだ進化の最中】
元は姉妹ブランド「TEATIME」のお家芸でもあったトゥーンレンダリングを導入した本作。やや方向性は異なるが、これまで培ってきた3D技術もキチンと生かされている。
しかし一方で、Hシーンに豊富なバリエーションを用意したものの、キャラごとの差は無いに等しい。かろうじてセリフ等に違いは見受けられるが、基本的には同じパターンが繰り返される。また獲得ポイントに応じて衣装を増やしたり、自らのビルドアップも可能といったやり込み要素も用意されているが、逆にお手軽Hを求めるプレイヤーにとっては無駄に高いハードルとなってしまっている。
単なる抜きゲーからの脱却を目指し、ストーリー面にも力を入れた本作。残念ながら今回は並程度の出来に終わってしまったが、人気作の第2弾・第3弾をリリースする一方で、時に野心作も発表するそのチャレンジングスピリッツこそがメーカーの持ち味。
初稿:2007.09.20 |