::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
美化委員のクラスメイト「紫子」の手伝いで、校舎裏にある「三姉妹地蔵」の掃除をすることになった主人公。ところが地蔵の首を紫子が落としてしまい、次第にその体に変化が現れ始める。 ゲーム内の期間は不明。移動場所は教室や屋上、保健室といった校内各所。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は1人。その1人に三姉妹の霊が憑依するという設定。霊達はそれぞれの人格が現れると髪形や瞳の色が変化するため、実質的には4人とも言える。 Hシーンは全て和姦。回数は全員共通の19回。個別のHシーンは無く、全シチュエーションを共有できる。「キス」「愛撫」「クンニ」の前戯系、「手コキ」「フェラ」「69」「オナホ」の奉仕系、「拘束」「バイブ」「自慰」「アナル」のマニアック系があり、直球の本番は「机の上」「女性上位」「後背位」「対面座位」の4種類。 コスチュームは「セーラー服」「制服ブルマ」「制服水着」の3種類で、黒タイツの着用も可。場所は校舎内から野外までの全6箇所で、朝・昼・晩の時間帯選択も出来る。 最大の特徴である「3Dアニメシェーダー」は、スカートが透けたり、輪郭線のシャギー感が気になったりもするが、動きは非常に滑らかで全体としては高レベルの仕上がり。マウス操作で体位の変更や、ピストン運動のスピードをコントロールするが、余り直感的ではない。また、何度フィニッシュしても続行できるが、汁描写は弱い。一方で、オナホプレイや遠隔バイブプレイなど新たな試みに取り組む姿勢は高評価。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、過去ログ(音声履歴無し)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、テキストは瞬間表示に固定。セーブは特定箇所でのオートセーブのみで、随時セーブ・ロードは出来ない。画面効果等の調整も出来るが、ディスクレス起動は不可。Hシーンを好みの順番で編集したものを「リプレイデータ」として保存できる。特定の名字・名前であれば呼んでもらえるが、候補はそれぞれ50個まで。 例によって要求されるスペックはかなり高いので、1世代前のPCユーザーは体験版での動作確認は必須事項。 |
◆ シナリオ ◆ |
一本道のAVGながらも、エンディングは2つ。ノーマルENDと、イベントを全て消化した後に現れるトゥルーENDが用意されている。ストーリー部分に選択肢は一切無く、ひたすらクリックのみで進行。Hシーンでは3Dアニメに切り替わり、各種マウス操作が要求される。ノーマルENDまで到達すると、以降はそれまでに行ったHイベントの任意選択が可能となる。トゥルーENDへ到達するための「エンドレスイベント」の発生条件はマニュアルに掲載されているが、優先順位の関係等からクリアに至らないケースもままある。 アナグリフ方式の「3D表示」にも対応しており、青赤の専用メガネが同梱されている。ただし実用に耐え得るレベルには程遠い印象。 |
◆ 総評 ◆ |
【オマケディスク】 公式通販で本作を購入すると特典として『すくぅ〜るメイト2 ぷらす!』を入手できる。これは本作には存在しなかった3Pシーンの追加データ。ただし本編に組み込まれるわけではなく、独立した仕様。本編に搭載されていた「3Dメガネ」にも対応している。 女性2名の組み合わせは、1名が紫子で固定され、残る1名は三姉妹の誰かとなる。3Pのシチュエーションはフェラと本番の2シーンで、挿入相手の選択も出来る。 【拡張ディスク】 2010年8月に本作の拡張作品である『でじたるメイト』がリリースされた。既発作品『勇者からは逃げられない!』で導入された「マリオネットシステム」を利用する「デジタル3Dフィギュア」をウリにしているが、要するにお好みのポーズやシチュエーションで撮影できるというだけ。そのため本作の様な3Dモーションや音声等は一切無し。 本作に登場したキャラクター達にハマっていて、自分だけのベストショットを撮りたいという強い願望があれば検討の余地はある。販売形式は特定サイトのダウンロードのみ。
「2」とタイトルに付されているが、前作『すくぅ〜るメイト』とのストーリー上の関係性は無い。前作とは異なり、ストーリー面をごっそりと削ぎ落としてHシーンのみに注力した。床に落とした影まで連動するという芸の細かさを見せつつも、未だ操作面に難を抱える発展途上作品。 |
初稿:2011.05.02 |
すくぅ〜るメイト2 |