::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
ネットでダウンロードした体験版ソフトをプレイして、リゾート施設への招待ツアーに当選した主人公。意気揚々とツアーに参加し、目的地である「セクシーアイランド」へと旅立った。 ゲーム内の期間は最短で6日。誰か一人攻略するとその時点で終了する。移動場所は、島内のビーチやプールといった各種娯楽施設。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略対象は6人。内訳は女教師1、外国人1、アップ1、女子高生1、貧乳2。後述するが、登場キャラは全員過去の「ILLUSION(Dreams)」作品で出演済み。 環境に依存はするものの、かなりポリゴンの動きは滑らかになっている。ただしHシーンにおいて、結合部を巨大なモザイク処理で誤魔化すのは相変わらずで、挿入感は全く無し。この辺りが技術の限界か。お家芸の美麗な3Dムービーも今回は無し。 Hシーンでゲージを溜める作業も非常に煩わしい。カットやスキップも出来ないので、ひたすらマウスを動かすのみ。また、本番が始まってしまうと、もう体位は変えられない。 セールスポイントであるポリゴンは、ほぼ完成の域に到達している。それでもまだ、水着によっては肌が透けてしまう点など、改良の余地は十分ある。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、画面効果等の調整を搭載しているが、セーブ・ロード(スロット12)は特定のポイントに限定される。シーン回想はサムネイル・タイトル付で、回想途中でも選択画面に戻れる。過去ログやスキップ、オートモードは非搭載で、ディスクレス起動も不可。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは女性の人数と同じ6種類。特定の女性と遊ぶ回数をこなすにつれて、着てもらう水着や、アクセサリー(花、眼鏡)のバリエーションも増えていく仕組み。そして朝には「オイル塗り」が、夜には「H」が可能になる。 ストーリーは、目当ての女性と親しくなってHするだけというもの。そこにはドラマも何も無い。とは言え、さすがに知り合って早々にH出来るわけでもなく、一応段階を踏んで行く方式。ヌキゲーにしてはまどろっこしいとも感じるが、そこは攻略した時の喜びを少しでも高めるための演出。 |
◆ 総評 ◆ |
【Sexyビーチ】 本作は「2」となっているが、「1」は製品化されているわけではなく、前作は無料体験版。公式サイトで配布されおり、容量は約76MB。体験版としては驚異的なダウンロード数を記録している。 登場女性はオリジナルキャラの「渚」。内容はオイル塗りのみで、サービスカットは胸のポロリまで。視点変更に伴い、女性の視線も追尾してくるアクションは、本作よりも上を行っている。 【ドリーム・チーム】 本作に登場する女性は、「ILLUSION(Dreams)」製作の既発作品より選ばれている。6人の内訳は、『レクイエムハーツ〜監禁〜(魔的千雨)』『Battle Raper(如月舞)』『INTERACT PLAY VR(桐生洋子)』『DES BLOOD4(バエル)』『リバーシブルフェイス〜尾行2〜(上杉麗緒奈&飯島理香)』。 キャラクターは、当該作品の発売当時より可愛くデフォルメされている。その影響で、面影の無くなったキャラもちらほら。本作での会話は、主人公の呼び方やセリフ等が出演作品の設定と関連している。しかし、把握しておかなければストーリーが分からなくなるほどの内容でもない。 【追加ディスク】 本作の追加ディスクとして、2003年9月12日に『ちくちくビーチ』がリリースされている。追加条項は、水着の種類が増え、髪や肌の色の選択も可能になった点など。 中でも最大のポイントはキャラクターの追加。新たに加わったキャラは、『DES BLOOD3(アリシア・ウェイ&ケリー・ビーン)』『BRUTISH MINE(マキ・アノツ)』からの3人。 ちなみにこの作品は、『Sexyビーチ2』が無いとプレイ不可。
朝のオイル塗りと夜のHを除き、このゲームで女性にできる事と言えば、単なる視姦しかない。プールで泳ぐ、読書をする、ビリヤードをする彼女を、ただただ眺め回すだけ。そのバリエーションも限られており、何とも味気ない印象。 |
初稿:2004.12.04 |
Sexyビーチ2 |