::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
大学受験に失敗し、浪人生活を送ることになった予備校生の主人公「相葉一成」。2年前に事故死した実兄の家での下宿を決めたが、未亡人となった兄嫁は今も忘れられない初恋の人だった。 ゲーム内の期間は6月7日から10月下旬までとなるが、日にちは大幅に飛ばしながら進行する。移動場所は下宿先が中心となり、その他に隣家やバイト先など。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は6人。内訳はメインヒロインとなる兄嫁(長姉)と、遊び人のお姉系(次姉)、同い年の浪人生(末妹)の三姉妹が中核を構成し、サブヒロインとして眼鏡、お嬢系、熟女が各1名ずつ。6人中5人が既婚者。 Hシーンは全て和姦。回数は長姉16、次姉7、末妹7、眼鏡3、お嬢系4、熟女2となり、その他に次姉と末妹の姉妹丼が1シーン用意されている。「フェラ」「パイズリ」「足コキ」「射乳」といったシチュエーションに加えて、「セーラー服」「ボンデージ」「着物」などの着衣H、その他にも朝フェラ4連発、子供達や姉達の居る傍で隠れてH、イチモツにパンツを巻き付ける等のマニアック系も充実している。 1シーンで複数ラウンドをこなすのは当たり前の濃厚エロ。女性陣は全員巨乳を超える爆乳揃いで、体格もムチムチ・ぽっちゃりレベルの遥か上を行っている。 ストーリー中盤からは寝取られの空気が色濃くなるものの、実際には1シーンも無く、むしろ主人公が寝取る側に立っている。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能(スロット32)。BMGのフェードやディスクレス起動にも対応しており、直前の選択肢に戻ることも出来る。シーン回想はサムネイル付。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは4種類。メインヒロインの長姉には2、末妹とお嬢系には各1つの個別エンドが設けられているものの、次姉には無し。その他に誰とも結ばれずに終わるバッドエンドも有り。 ストーリーの流れは長姉と末妹の大きく2つに分かれており、序盤〜中盤辺りまでは明るい雰囲気で進むが、終盤に向けて徐々にシリアスムードへと切り替わる。 本作は2004年7月にリリースされた『あなたと見た桜』の廉価版。シリーズ第2弾という位置付けだが、前作『姉妹妻』の続編ではなく、関連性は無い。また前作で採用されていたマルチサイトも廃止し、陵辱色も薄めて純愛系にシフトした。 |
◆ 総評 ◆ |
【おさえきれない この気持ち】 幼い頃から、優秀な兄に何一つ敵わなかった主人公。学業やスポーツは勿論のこと、初恋の人までキレイに持ち去られてしまった。事実それだけの魅力のある人物だったのだが、それほど強大な存在であった兄がこの世を去って2年。主人公はようやくコンプレックスから解放され、外見・中味共にいくらか成長の兆しを見せた。実際、兄とはまた違う切り口で、初恋の人の心を掴むことにも成功する。 ところがそこへ恋敵が登場するや、にわかに雲行きが怪しくなり始める。徐々に嫉妬心や独占欲を煽られて、克服したはずの醜い劣等感が再び甦ってしまう。 【さらに続編】 2000年10月発売の『姉妹妻』第2弾として発売された本作。2007年9月には第3弾『仕舞妻 〜姉妹妻3〜』がリリースされている。第1弾〜第2弾と同様に、ストーリーの関連性は無いが、本作の末妹がゲスト出演しており、世界観は共有している。 本作中盤以降の昼ドラの様なドロドロ面を抑えて、エロ面に特化した構成となったため寝取り感は薄い。登場女性は4名に絞られ、うち人妻は2名で未亡人は無し。爆乳は相変わらずだが、行き過ぎた肉感ボディは多少見直されている。
煮え切らないクセに嫉妬深いという、性格にやや難がある主人公にイラつかせられるものの、エロスはかなりのレベル。ただし人妻が多い割に、ダンナの存在を生かした背徳的シチュエーションがあるのはサブヒロイン1名のみ。 |
初稿:2010.03.02 |
あなたと見た桜
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