|
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
|
 |
| ◆ 舞台 ◆ |
| 主人公「真一」は「三輪宝学園」に通う３年生。憧れの女教師が父親と再婚したため、義理の母子として同居する事に。結婚から１ヵ月余り経過したが、父親は長期海外出張のため２人きりでの生活が続いていた。 ゲーム内の期間はプロローグとエピローグを除き、本編が木曜日から日曜日までの４日間。移動場所は学園内と自宅が中心となる。 |
| ◆ ターゲット ◆ |
| 攻略可能人数は２人。タイトル通り、新米教師の「姉」と、主人公より一学年下の「妹」しか登場しない。姉妹揃って巨乳かつグラマラス。 Ｈシーンは和姦が約３分の１で、後は脅迫に基づく準強姦。ただし、姉妹もすぐに反応し始めるので悲愴感は無い。回数は姉が20回、妹が13回。その他に姉妹丼もあるが、僅か1回に止まる。 ３人の主人公の性癖がそれぞれ異なるので、女性に対するアプローチも全く異なっている。１人は大抵が相手の合意を得てのもので、行為もごくノーマル。１人はサディスティックでややハードに攻めるが、Ｈシーン自体はほぼノーマル。残る１人はかなりのド変態で、「浣腸」「アナル」「縄縛」「放尿」等の濃いシチュエーションを一手に引き受けている。他の２人に比べてＨシーンの尺も長く、１シーンで複数回こなす場合もある。 主人公によってエロの度合いも変化する方式。全てのＨシーンに共通してチュパ音や淫語は弱いものの、悲鳴に関してはかなり声優の気合が入っている。 |
| ◆ システム ◆ |
| 各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ（音声履歴有り）、スキップ（既読・未読判別可）を搭載し、随時セーブ・ロードも可能（スロット32）。BGMのフェードや画面効果の調整、ディスクレス起動も出来る。シーン回想はサムネイル・タイトル付で、エンディングの閲覧も可。 |
| ◆ シナリオ ◆ |
| マルチエンド形式のAVGで、エンディングは12種類。３人の主人公を選択出来るマルチサイトストーリーだが、最初は「真一」しか選べない。いずれかのエンディングに到達すると「隆二」が選択可能になり、同様に繰り返すと「源三」もプレイ可能になる仕組み。 スタッフロールの流れるエンディングは＃１の「結ばれた義母と息子」のみで、これが本作の「HAPPY END」。タイトルから分かる通り、義母となった姉とのエンディング。一方で妹に「HAPPY END」は無く、むしろロクなエンディングがない。 父親がいきなり美人教師と再婚したがために始まった物語。３人の主人公を通じて、姉妹の複雑な女心も観察できる。特に妹は、各主人公に応じて接する態度も全く異なっている。愛する人には従順な姿を。好意を寄せている人には明るい姿を。そして軽蔑する人にはゴキブリの様に扱う姿を、と一番人間臭い部分を見せてくれる。 本作は2000年10月にリリースされた『姉妹妻』の廉価版。ストーリー等の内容は変わらないが、システム周りは当時最新のものに乗せ換えられた。XP対応となり、画面サイズの拡大や高音質化、メディアもDVD-ROMへと変更された。 |
| ◆ 総評 ◆ |
| 【マルチ脅迫者】 ３人の主人公によるマルチサイトを採用した本作。一組の姉妹に対し、３者からの視点を通して物語が進行する。興味深いのは、同じ学園に無関係の脅迫者がおり、それぞれが別々のやり方で姉妹を追い詰めていく点。主人公の名前に付された漢数字「一二三」の順番で、クサレ外道度もアップしていく。 モテるものの、精神が歪んでいる教師「隆二」。陵辱エロゲーの主人公に相応しく、嫌味をたっぷりと振り撒いている。妹の破瓜を見れるのはこの主人公のルート。 女子便所の覗きが日課の変態用務員「源三」。溢れる欲望をストレートに姉妹へとぶつけていく。姉妹３Ｐを拝めるのはこの主人公のルート。 そして同居する義母に欲情する高校生「真一」。彼は彼なりの真っ直ぐな想いによって、別の意味で義母である姉を追い詰めてしまう。この三人の穴兄弟が繰り広げる嫌なマルチサイト。 【第２弾登場】 2004年7月2日に『あなたと見た桜 〜姉妹妻〜』が発売された。本作との関連性は一切無く、またマルチサイトでもないごく普通のAVG。 こちらは未亡人となった義理の姉に欲情するストーリーで、姉妹は１人増えて３人となった。また姉妹の他にも攻略可能な登場女性が増えて、エロ面でもパワーアップしている。登場する女性達は全員巨乳で、そこは本作の路線を踏襲している。しかし女性陣はグラマラスを通り越して、もはやデブの域にまで到達している。その点でプレイヤーを選ぶかも知れない。
３人の主人公全員が姉妹丼を達成しているものの、各人が本当に愛しているのはバラバラ。妹は主人公（隆二）を、主人公（真一）は姉を、そして姉は夫を。登場人物達の気持ちがすれ違いまくっているのも本作の見所。 |
| 初稿：２０１１.１２.０２ |
姉妹妻 Standard Edition |