::: エロゲーの殿堂 ::: |
|
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
|
◆ 舞台 ◆ |
「聖フランチェスカ学園」2年生の主人公「北郷一刀」が目を覚ますと、そこには見たこともない景色が広がっていた。事態が飲み込めずに戸惑っていると、そこへ『三国志演義』で見覚えのある名前の女性達が現れる。 ゲーム内の期間は不明。移動場所は自室を中心に、中庭や玉座の間、街中など。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は47人。前作の20人を上回る大人数であり、微乳〜爆乳、ロリ系〜熟女、眼鏡、褐色、天然、高飛車、小悪魔、猫耳などあらゆる属性を網羅している。内訳は魏15、呉9、蜀23となり、その他に主人公のカラまないレズ要員が2名。 Hシーンは全て和姦。回数は女性によって異なるが、おおよそ2回前後。フェラやパイズリの他に、3P〜5Pや放尿、朝フェラなども用意されている。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、音声リピート、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、戦闘パート以外では随時セーブ・ロードも可能。セーブスロットはサムネイル付の全200箇所。テキストはマウスホイール対応で、画面効果の調整も出来るが、ディスクレス起動は不可。シーン回想はHシーンだけではなく、全てのイベントシーンが収録される。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは4種類。所属勢力に付き1つのエンドとなり、キャラごとの個別エンドは無し。スタート直後に「魏」「呉」「蜀」の3勢力から所属を選び、後はエンディングまで一本道。ストーリーは章立てで、途中に「戦闘パート」と、キャラ選択による「イベントパート」が挿入されるシナリオ構成。戦闘のやり直しや敗北によるペナルティは無い。各勢力に割り当てられた女性とのイベントのボリュームはそれぞれ異なり、大きい順に蜀→魏→呉となる。 3勢力の各エンドに到達すると、おまけルート「漢」が現れる。主人公は交代し、前作から引き続いて登場する唯一のキャラも登場するが、真ルートでもハーレムルートでもない、あくまでお遊びのストーリー。 所属する勢力によって「君主」「将軍」「軍師」と、主人公の役割が異なるのも見所の1つ。主人公には武道の嗜みがあるものの、三国志世界の豪傑達に通用するはずもない。唯一の武器となるのは現代の知識だが、それも素材の調達がままならない世界では大した意味を持たない。それでも己の器量をしっかりと弁えた堅実な活躍を見せる。 サブタイトルに「三国志演義」とある通り、演義の設定をベースとしてはいるものの、正史のネタも随所に織り交ぜてある。 |
◆ 総評 ◆ |
【外伝?異説?続編?】 本作は、2007年1月に発売された前作『恋姫†無双 〜ドキッ☆乙女だらけの三国志演義〜』のリメイク。ただし「新説(新解釈)」と銘打たれている通り、前作とは別物の作品となっている。 戦闘パートやシステム周りは改良された一方で、ストーリー構成は大きく異なる。本作がまず三国から所属を選ぶのに対し、前作は「蜀」固定となり、劉備は現れない。また本作ではバッサリとカットされた、そもそも主人公が三国志の世界にやって来た理由もキチンと描かれている。 ボリュームや登場人数こそ本作に比べれば少ないものの、捕虜となった曹操や孫権とのイベント、大喬&小喬、主人公が現代へ戻るストーリー等は本作に無い特徴で、CGの流用もほとんどない。本作の世界観にハマったならばプレイして見るのも手。 【ファンディスク】 2010年7月に本作のFD『真・恋姫†無双〜萌将伝〜』がリリースされた。本作に登場したほぼ全員の武将達の各エピソードが、個別独立形式で収録されている。掲載話数はかなり豊富で、1つのエピソードを見終わると次のエピソードが出現する仕組み。Hシーンも用意されているが、全てのキャラにあるわけではない。 物語は、(1)三国の戦いが終わり、(2)誰も死なず、(3)主人公も健在で、(4)全キャラが都に集合している状況から始まる。この全ての条件に当てはまるエンディングは本編には存在しないことから、また新たな外史が生まれた模様。
世界の真相を解き明かすのが最終目的だった前作とは異なり、本作は三国志の英雄達と中原制覇を目指す直球の戦国絵巻。前作では回想シーンのみの出演だった孫策や、原作では中盤のクライマックス「赤壁」も登場するなど、より多くの元ネタを取り入れている。 |
初稿:2010.10.01 |
真・恋姫
|