::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
主人公「新木孝之」は「荒巻学園」の図書委員。夏休みを委員の仕事で棒に振ってしまった主人公の前に、新任の司書として、数年前にイギリスへ引っ越していった初恋の人が現れた。 ゲーム内の期間は、休み明けの9月からスタートする。しかし日付の概念はなく、トータルの期間は不明。移動場所は学校と自宅周辺がメイン。 |
◆ ターゲット ◆ |
Hシーンのある女性は3人いるが、主人公と本番可能な女性はヒロインただ1人。そのヒロインは年上・爆乳系。他の2人は同級生1名と熟女1名で、ヒロインには及ばないものの、かなりの巨乳。 イベントCGの中には、物理的にありえないほど膨張したヒロインの爆乳も登場する。ボディはみんな肉厚だが、顔は凹凸がなく、のっぺりしているのが特徴。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ(音声履歴無し)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能。セーブスロットは全30箇所のサムネイル付で、選択肢の直前にセーブを促してくれる。キャラごとの音声ON・OFFや2段階のヒントも搭載しているが、ディスクレス起動は不可。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGではあるが、エンディングは僅かに2種類。そのため、ほとんど一本道でストーリーが進行する。ヒロインと付き合い始める中盤までは、ひたすら緩やかな展開が続く。しかし中盤以降も、Hシーンが頻繁に発生するようになるだけで、話自体はやはりユルい。 選択肢によってマスクデータの好感度が変化し、エンディングが2つに分岐する仕組み。しかしどちらのエンディングを迎えても、ヒロインとラブラブである事に変わりはない。本作に「BAD END」は無く、和姦愛好者向け。 2つのエンディングに到達すると、シーン閲覧画面で「その名はポニテリアン!」のシナリオを選択できるようになる。主人公は『尽くしてあげちゃう』で登場した「薫子」に代わるが、舞台設定は本編と同じ。ストーリーは他作品(Gガンダム等)のパロディ満載。Hシーンはあるが本番は無く、ボリュームも少ない。 |
◆ 総評 ◆ |
【新ジャンルを開拓?】 「司書」という役職のキャラは、他のエロゲーでもそこそこ登場している。しかし司書はナースや教師等の様に、容易には萌え要素を見出しにくい職種でもある。にも係わらず、タイトルに持って来た上で、ヒロインとしてフィーチャーした本作は極めて異例の作品。とは言えゲーム内では、その役職の持つ魅力が効果的に発揮されているとは言い難い。せいぜい図書室のカウンター内でHする程度。 そもそも本作では、主人公が司書の女性に憧れていたわけではなく、元々憧れていた女性が、たまたま司書になって帰って来たというだけの事。この設定で「司書」自体に光を当てるのは難しかった。 【同時収録】 本作には『さ〜もんぴんく』も同梱されている。これは2000年11月に発売された作品のリメイクで、新たに音声が付加された。内容は学園ファンタジー物で、舞台設定は『司書さんといっしょ☆』より後の話。Hシーンでは何人かの女性とカラみ、声優陣も中々の仕事っぷり。 結果的に『司書さんといっしょ☆』だけではエロスが物足りないというプレイヤーにとっての救済措置となっている。
序盤では、女神の如き美しさ(主人公の主観)を持つヒロインに対して中々行動を起こせず、完全に一方通行の恋愛。しかし中盤以降、付き合い始めてからはヒロインが主人公に対してヤキモチを焼くという、和姦愛好者にはたまらないシチュエーションも待っている。 |
初稿:2004.08.03 |
司書さんといっしょ☆ |