::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
コングロマリット「帝国創世新社」警備部所属の社員である主人公「斉藤剛史」は、本社勤務から大型テーマパーク「ファンタージェン」への転勤を命じられる。新しい職場にようやく慣れてきた所だったが・・・。
ゲーム内の期間は最長で13日間。移動場所は「ファンタージェン」内がメインとなり、各種アトラクションやオフィス、管理ビルなど。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は15人。内訳は清楚、活発、眼鏡、熟女、女子高生、双子など一通りは揃っている。ストーリーの展開次第では死亡する女性もいる。 Hシーンは全て和姦だが、主人公のカラまない陵辱シーンも複数あり、攻略中の女性が襲われることもしばしば。回数は女性1人に付き1〜2回。主人公以外はほぼ陵辱で10回、その他に夢オチが2回。フェラやパイズリといったソフトなシチュエーションで占められており、場所柄から野外プレイも多い。一方で、陵辱シーンは縄縛レイプがメインとなり、その内2名が最後まで犯されて、後に女性が自殺するという後味の悪さ。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能。セーブスロットは全100箇所のサムネイル・コメント付で、クイックセーブ・ロードやオートセーブも出来る。テキストはマウスホイール対応で、画面効果の調整やBGMのフェードも可。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは13種類。基本は女性1人に付き1つのエンドとなるが、サブキャラの中にはエンドの用意されていない女性もいる。その他にもデッドエンドを含む、各種バッドエンドも多数あり。 主人公は警備員として、開園10時から閉演20時までパーク内を動き回るのが基本の流れ。最初の事件が5日目に発生するため、発生前は「警備」、発生後は「捜索」が行動目的となる。個別エンドに到達するためには、ターゲットとなる女性を追い続けるのは勿論のこと、ある程度事件の真相に近付かなくてはならない。各キャラがどこに居るかは顔アイコンで表示される(女性のみ)が、フラグ立てはかなりシビアで難易度は高め。
本作は1997年1月にPC98でリリースされ、同年4月にWindowsへ移植された『猟奇の檻
第2章』をリメイクした作品。システム周りはかなり改善されたが、シナリオ面は旧作のイメージを崩さない程度の修正にとどまっている。真相を含めて大幅にテコ入れされた前作とは異なり、真犯人や新事実などの追加は無かった。これは好意的に解釈すれば、PC98版の時点で基本ストーリーの完成度が高かったため。 |
◆ 総評 ◆ |
【人に歴史あり】 本作の主人公「斉藤剛史」は、前作『真説 猟奇の檻』でサブキャラとして出演していた人物。普段はスケベでチャラけた性格ながらもどこか陰があり、時に眼光鋭く事件に切り込むなど、個性豊かな登場人物の中でも一際異彩を放っていた。 しかし本作は、前作より8年前という時代設定。スケベな点は相変わらずだが、特に際立った個性も無い好青年として描かれている。この爽やかな若者が、本作で起こる残忍な事件を経て、前作「第1章」の様なアクの強い人物に変貌するという流れ。
【OVA】
タイトルから連想されるとおり、複数の猟奇的な殺人事件が発生する。かなり凄惨なシーンに遭遇する場合もあるため、耐性の無いプレイヤーは注意が必要。 |
初稿:2009.07.01 |
真説 猟奇
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