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真説 猟奇の檻 第2章

時間の狭間に隠された死線を暴け!!

1997年に発売され、ユーザーから推理サスペンスとしての完成度、
自由度の高いゲーム性などから好評を得た「猟奇の檻 第2章」
当時のメインスタッフが結集し、新たな要素を加えフルリメイク版として帰ってきた。
前作では描かれなかった部分までも、より深い人物描写でさらなる猟奇の深淵へいざないます。

パッケージ裏より

ストーリー エロ 感動 システム キャラ ボリューム 総計 主人公
Ba Caa B Baa Ba B 71 Baa
 
メーカー
発売日
定価
シナリオ
原画
備考
:CALIGULA
:2009.05.01(Fri.)
:\8,800-
:佐野一馬
:横田守
DL版あり
 
ジャンル
音声
名前変更
修正ファイル
属性
季節
:AVG
:○
:×
:−
:謎,陵辱
:−
 
OS
CPU
メモリ
DVD-ROM
解像度
HDD
:Windows2000/XP/Vista
:PentiumV600MHz以上(推奨1GHz以上)
:256MB以上(推奨1GB以上)
:倍速以上
:800×600,HighColor以上(推奨FullColor以上)
:1.3GB以上
 
◆ 舞台 ◆
 コングロマリット「帝国創世新社」警備部所属の社員である主人公「斉藤剛史」は、本社勤務から大型テーマパーク「ファンタージェン」への転勤を命じられる。新しい職場にようやく慣れてきた所だったが・・・。

 ゲーム内の期間は最長で13日間。移動場所は「ファンタージェン」内がメインとなり、各種アトラクションやオフィス、管理ビルなど。
 

◆ ターゲット ◆
 攻略可能な女性は15人。内訳は清楚、活発、眼鏡、熟女、女子高生、双子など一通りは揃っている。ストーリーの展開次第では死亡する女性もいる。
 Hシーンは全て和姦だが、主人公のカラまない陵辱シーンも複数あり、攻略中の女性が襲われることもしばしば。回数は女性1人に付き1〜2回。主人公以外はほぼ陵辱で10回、その他に夢オチが2回。フェラやパイズリといったソフトなシチュエーションで占められており、場所柄から野外プレイも多い。一方で、陵辱シーンは縄縛レイプがメインとなり、その内2名が最後まで犯されて、後に女性が自殺するという後味の悪さ。
 
◆ システム ◆
 各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能。セーブスロットは全100箇所のサムネイル・コメント付で、クイックセーブ・ロードやオートセーブも出来る。テキストはマウスホイール対応で、画面効果の調整やBGMのフェードも可。
 
◆ シナリオ ◆
 マルチエンド形式のAVGで、エンディングは13種類。基本は女性1人に付き1つのエンドとなるが、サブキャラの中にはエンドの用意されていない女性もいる。その他にもデッドエンドを含む、各種バッドエンドも多数あり。
 主人公は警備員として、開園10時から閉演20時までパーク内を動き回るのが基本の流れ。最初の事件が5日目に発生するため、発生前は「警備」、発生後は「捜索」が行動目的となる。個別エンドに到達するためには、ターゲットとなる女性を追い続けるのは勿論のこと、ある程度事件の真相に近付かなくてはならない。各キャラがどこに居るかは顔アイコンで表示される(女性のみ)が、フラグ立てはかなりシビアで難易度は高め。

 本作は1997年1月にPC98でリリースされ、同年4月にWindowsへ移植された『猟奇の檻 第2章』をリメイクした作品。システム周りはかなり改善されたが、シナリオ面は旧作のイメージを崩さない程度の修正にとどまっている。真相を含めて大幅にテコ入れされた前作とは異なり、真犯人や新事実などの追加は無かった。これは好意的に解釈すれば、PC98版の時点で基本ストーリーの完成度が高かったため。
 

◆ 総評 ◆
【人に歴史あり】
 本作の主人公「斉藤剛史」は、前作『真説 猟奇の檻』でサブキャラとして出演していた人物。普段はスケベでチャラけた性格ながらもどこか陰があり、時に眼光鋭く事件に切り込むなど、個性豊かな登場人物の中でも一際異彩を放っていた。
 しかし本作は、前作より8年前という時代設定。スケベな点は相変わらずだが、特に際立った個性も無い好青年として描かれている。この爽やかな若者が、本作で起こる残忍な事件を経て、前作「第1章」の様なアクの強い人物に変貌するという流れ。

【OVA】
 2001年4月にピンクパイナップルより『猟奇の檻〜第2章〜 第一幕』がリリースされた。同年7月に『第二幕』、同年11月『第三幕』の計3作で完結している。
 内容はリメイク前の作品に準拠している。真相解明のシーンなど所々では異なるものの、基本となるストーリーは概ね原作通りに進む。Hシーンを主人公(和姦)と井上(陵辱)が担当しているのも同じ。作画レベルは並程度。全体を通してたまみの出番がかなり与えられている一方で、本作ではメインヒロイン格だった志津子はほとんど背景扱い。

 

 タイトルから連想されるとおり、複数の猟奇的な殺人事件が発生する。かなり凄惨なシーンに遭遇する場合もあるため、耐性の無いプレイヤーは注意が必要。
 今後は『猟奇の檻 〜第三章〜』以降のリメイクにも期待がかかる所だが、猟奇の檻シリーズは第三章以降、製作会社もスタッフも総入れ替えとなっているので、前作・本作のスタッフによる『真説 猟奇の檻 第3章』の登場は期待できない。
 

初稿:2009.07.01

真説(しんせつ) 猟奇(りょうき)(おり) (だい)(しょう) Second chapter:Vengeful Ghost on Fantasien.

 

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