::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
人の身でありながら、魔界の医療技術を駆使して禁断の肉体改造を行う「魔科医」の主人公「桐生佐馬斗」。地下に潜って手術を続けていたが、そのアジトを殲滅せんと対魔忍「八津紫」が現れた。 ゲーム内の期間は不明。移動場所は「カオス・アリーナ」内の自室や研究室、監禁室など。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は4人。内訳は対魔忍3名(メインヒロイン・クール&サブヒロイン・活発&黒髪ロング)と魔族(褐色・高飛車)1名。本編中で攻略出来るのはメイン&サブヒロインの2名
。他の2人は本編後のサイドストーリーで。 Hシーンは全て陵辱。回数はメイン5回、サブ4回、アサギと魔族は各1回。シチュエーションは触手メインで、主人公も頻繁に繰り出す。その他の相手もオーク等の魔物。肉体改造は感度向上程度で、見た目に変化は無し。対魔忍シリーズのお約束の「膣断面図」と「アヘ顔」も用意されている。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別不可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能(スロット20)。テキストはマウスホイール対応で、シーン回想はサムネイル表示付。その他に、画面効果のON・OFFやクイックセーブ・ロードも出来る。 付属のテキストファイルには「攻略のヒント」も掲載されている。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは4種類。スタッフクレジットの流れるグッドエンドが1つで、他は全てバッドエンド扱い。短編作品のため選択肢は少ないが、分岐フラグは最初から発生する。 ストーリーは既発作品の『対魔忍アサギ』と『対魔忍アサギ2』の間に起きた事件を取り扱っている。 既に半分妖魔化している主人公は、その原因を作った「ムラサキ」を誘き出すために罠を張る。そして首尾良くムラサキを捕らえ、その肉体の秘密を暴くために過酷な実験を始めた。 |
◆ 総評 ◆ |
【新機軸】 アサギとその妹を主軸とした対魔忍シリーズだったが、本作で新たなヒロインを投入して、メインに据えた。妹とは幼馴染かつ同級生という設定上、本作での妹の登場シーンは多いものの、アサギは脇役へと回っている。 短編の外伝もリリースされる対魔忍シリーズ。本作のメインヒロインも主要キャラの一員として、今後はレギュラー扱いとなる模様。過去の関連作品をひとまとめにした『対魔忍アサギ PREMIUM BOX』にも本作は収録され、『対魔忍ユキカゼ』とは異なり、完全にアサギシリーズの1つとして扱われている。 【スピンオフOVA】 2009年6月に「ピクシー」より『魔界騎士イングリッド episode01』がリリースされた。翌年8月までの『02,03,04』計4作で完結している(2011年4月『DVD-BOX』発売)。 原作ではサブキャラの1人に過ぎなかったイングリッドにスポットを当てたスピンオフ風の作品。原作の後日談ではなく、「主人公がエドウィン・ブラックと戦ったら?」という内容のifストーリー。ムラサキの調教シーンにも、ほぼ同等の尺を取っている。触手や魔物メインの陵辱は原作と同様だが、作画レベルは並程度。
対魔忍ではなく、敵対する側の男を主人公に据えたのは、現在でもシリーズ唯一の試み。また、アサギに欲情する新ヒロインという百合チックな設定は面白かったものの、実際に変態行為へと及ぶシーンは無く、単なる味付け程度にとどまったのは惜しまれる点。 |
初稿:2012.03.26 |
対魔忍ムラサキ 〜くノ一傀儡
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