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【若妻のにほひ】
本作ではタイトル通り「若妻」がターゲットとなるため、ヒロインは当然に性経験を十分積んでいる。結婚前にも別の男性と付き合っていたことがあり、その「前彼に仕込まれたテクニック」等を思い返すシーン(テキストのみ)も度々設けられている。
現実問題として、女性に限らず以前の恋人とのHは、付き合いが長ければ長かったほど否が応でも現在の恋人と比べてしまうもの。しかしエロゲーではその点の心理が描写されることは非常に少ない。純愛系の作品で恋人の女性がそんなことを考えるシーンはご遠慮願いたいが、本作は陵辱系の作品であり、主人公も恋人ではなく陵辱者であるため特に問題とはならない。
簡素ながら生々しくそこへ切り込んでいる本作は、淫靡さに一層のスパイスが効いている。
【セックスレス夫婦】
ヒロインは旦那との結婚以来、と言うより付き合い始めてから実は一度もHをしていない。しかし既に前彼によって開発されているため、今は性欲を持て余し気味。尚かつ旦那に全く求められないことで、女としての自信もグラつき始めている。そんな風にして生じた心の隙間に、主人公が巧みに入り込んで行くという、実に分かりやすい見事な構図。
しかし残念ながら、そもそもなぜ旦那は機能不全でないにも係わらず、一度も新妻を抱かなかったかという点については未解明のまま終わっている。
陵辱ゲーという性質上、Hシーンに突入するまで余りモタモタしてはいられない。そのためハイペースで堕ちるまでの過程を描かねばならないわけだが、本作はその制約の中でもかなり丁寧な心理描写。時折女性視点に切り替えながら、完全に堕ちるまでの心情の変化を具に追っている。
初稿:2007.12.01
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