::: エロゲーの殿堂 ::: |
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◆ 舞台 ◆ |
「望月学園」OBの主人公「結城誠」は、かつて幼馴染達と埋めたタイムカプセルを掘り起こすために、廃園となった母校を3年振りに訪れる。そこには3年前に別れたきりの懐かしい人達が居た。 ゲーム内の期間は8月29日から31日までの3日間。移動場所は教室や部室、屋上といった学園内各所となる。 |
◆ ターゲット ◆ |
攻略可能な女性は4人。内訳はロリ系、巨乳、ショートヘア、清楚が各1名ずつとなり、全員幼馴染。Hシーンは全て和姦で、回数は女性1人に付き6〜8回。「フェラ」「パイズリ」「69」「素股」等のほぼノーマルなシチュエーションで着衣プレイが多く、ベッドでのシーンは少ない。尺はキチンととってあり、純愛和姦系にしては濃い目の仕上がり。 個性的な関西弁を操るロリ系は、後に特化したファンディスクがリリースされるほどヒロインの中では抜群の人気を誇る。 |
◆ システム ◆ |
各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ(音声履歴有り)、スキップ(既読・未読判別可)を搭載し、随時セーブ・ロードも可能。セーブスロットは全325箇所のサムネイル・コメント付で、クイックセーブ・ロードも出来る。テキストはマウスホイール対応で、画面効果の調整やディスクレス起動も可。シーン回想はサムネイル・タイトル付。 |
◆ シナリオ ◆ |
マルチエンド形式のAVGで、エンディングは7種類。基本は女性1人に付き2つのエンドとなるが、最終ルートの女性は1つのみ。全てハッピーエンドであり、バッドエンドは無い。 MAP選択移動型となるが、女性の居場所は表示され、「イージーモード」を使えば次に行くべき場所が表示されるので迷う心配は無い。ストーリーは4人のヒロインの内、最初は2名のどちらかを選べるが、それ以降のルートは固定されている。そのためマルチエンドながら、一本道とも言える内容。 「幼馴染」がメインテーマであり、出会い方から性格まで全く異なるタイプの4人の幼馴染との恋愛模様について描かれている。そんな4人の女性と絡む主人公はセクハラ大王だが、肝心な場面では腰が引けてしまう事もしばしば。 |
◆ 総評 ◆ |
【3年前の忘れ物】 学園内の各所を探索しながら、同時にかつての出来事を振り返って行くという内容。むしろメインは思い出の回想シーンの方で、3年前に言えなかった言葉を発するまでの経過を辿る。 無事忘れ物を取り戻したらエンドを迎え、今度は3年前にその言葉を言えていたら・・・という前提のifストーリーが始まる。こちらこそが、主人公が本来思い描く理想の形。いずれにしても3年間の別れは訪れるものの、その別れが結ばれる前か後かで当然両者の内容は大きく変わっている。 【ファンディスク】 2006年9月に本作のファンディスクとなる『幼なじみとの暮らし方』が発売された。本編のヒロイン「のの」のみに焦点を当てた構成で、晴れて結ばれた彼女との後日談。ただひたすらHするだけの内容かと思いきや、多少のすれ違いと微かな衝突を経て、より絆が深まる様子をちゃんと描いている。 「おまけ」シナリオは本編の3年前、2人が分かれる直前に起きたエピソード。ホラータッチのストーリーで、途中には「画面クリックバトル」も用意されている、やや面倒な進行方式。
3年間のブランクのために微妙な距離感はあるものの、基本的に女性陣の好感度はMAXからスタートしているという理想的な展開。「萌え」を狙った典型的なキャラゲーではあるが、男性サブキャラでストーリーにも大して絡まない担任教師には、女性達に負けない程の独特の存在感がある。 |
初稿:2007.07.20 |
よつのは DVD版 |