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絶望 〜青い果実の散花〜

登場キャラクター50人以上、総エンディング数30種類以上!究極の陵辱ゲーム!!

名家のお嬢様が通う伝統校・聖セリーヌ学園の生徒達が次々と行方不明になる事件が起こる。
何人もの少女を誘拐、暴行した罪で捕まったはずの凶悪犯が再び町に現れた。
・・・そう、それはプレイヤーであるあなただ。

公式サイトより

ストーリー エロ 感動 システム キャラ ボリューム 総計 主人公
Caa Ba C Caa Ca B 56 C
 
メーカー
発売日
定価
シナリオ
原画
備考
:StudioMebius
:2009.04.24(Fri.)
:\3,800-
:前園はるか,出羽月,etc.
:平木直利,こぶいち
DL版あり
 
ジャンル
音声
名前変更
修正ファイル
属性
季節
:AVG
:○
:○
:−
:陵辱,学園
:夏季
 
OS
CPU
メモリ
DVD-ROM
解像度
HDD
:Windows2000/XP/Vista
:Pentium500MHz以上(推奨1GHz以上)
:128MB以上(推奨256MB以上)
:倍速以上
:640×480,HighColor以上(推奨FullColor以上)
:10MB以上(推奨4GB以上)
 
◆ 舞台 ◆
 少女集団誘拐殺人事件の主犯格として死刑判決を受けた主人公「勝沼紳一」。刑の執行間際になって、「まだ女を犯し足りない」と強い情念を抱いたことにより、亡霊として現世にとどまることとなった。

 ゲーム内の期間は7月12日(月)から、実質的には8月1日(日)まで。移動場所は廃校舎を中心として、調布市・上岳町・谷山村一帯となる。
 
◆ ターゲット ◆
 攻略可能な女性は32人。内訳は女子高生16、OL系4、ロリ4、女子中生2、アイドル2と、メイド、ナース、女教師、巫女が各1名ずつ。その他にイベントで1度きりの女性が6名。さらに主人公はノータッチで、部下が陵辱する女性が18名おり、計56名は全員処女となっている。そして主人公も部下もカラまないHシーンが6回用意されている。
 Hシーンは全て陵辱。メインの32名は何回でも陵辱可能だが、リアクションは全員3段階に分けられている。前作『悪夢』と同じく、1回目=激しく反抗、2回目=まだ抵抗(ここからアナル可)、3回目以降=女性の自我崩壊→マグロ状態へ。
 まずはフェラもしくは69といった口淫系からスタートして最後に破瓜というのが、Hシーンの基本となる流れ。その他にパイズリや放尿、緊縛といったシチュエーションもある。口淫射精時は口内、本番では中出しが共通事項だが、精液描写は無いに等しい。フィニッシュ時はホワイトアウトで終わる形で、この辺りの描写の弱さも前作と同様。
 
◆ システム ◆
 各種音量調節、オートモード、テキストスピード調節、過去ログ(音声履歴無し)、スキップ(既読・未読判別可)、音声の再生速度調節を搭載している。セーブ・ロードは基本場面のみで、スロットは全64箇所。テキストはマウスホイール対応で、画面効果の調整やBGMのフェード、ディスクレス起動も可。
 
◆ シナリオ ◆
 マルチエンド形式のAVGで、エンディングは34種類。女性1人に付き1つのエンドの他に、トゥルーエンドとバッドエンド。1人も誘拐できずに終わると、再び最初からやり直しとなる。監禁後のHシーンであっても、選択を誤るといきなりデッドエンド(GAME OVER)を迎えることになるので油断は禁物。また、2周目以降は別ルートへ入れるようになる。
 スタート時点では1人も女性が居ないので、まずは女性を拉致するのが主目的となる。主人公は幽体と実体を使い分けて街に出る。ただし実体では行ける場所がかなり制限される。全員を自分で集めても良いが、12人は部下に攫わせる事も出来る。幽体であればハント中にパンツ覗きも可。
 トゥルーエンドを迎えるためには夏休みが終わる7月31日までに、32人全員を監禁しなければならない。

 1999年9月に発売された『絶望』のリメイクとなる『絶望2000』。リメイクに当たって音声や登場人物の追加等が行われた。その後2006年3月にシステム周りを修正して、廉価版としてリリースされた「Standard Edition」の再版が本作となり、前作との合同で『Twin Pack Edition』として発売された。
 
◆ 総評 ◆
【変態執事は死なず】
 前作『悪夢』の続編として製作された本作。女性を一箇所に集めて好きな時にレイプ、という基本コンセプトを引き継ぎつつ、随所でパワーアップしている。
 まずは一部でマルチサイトやループ要素を導入したり、女性キャラ全員に個別エンドを用意するなどストーリー面が向上。移動に時間の概念を取り入れ、女性陣を自ら拉致できるようになりゲーム性も向上。システム面でも難易度が大幅に上昇したことで、ヒントモードを充実させている。
 中でも、前作の段階で独特の存在感があった老人変質者「古手川」の、有能さと変態さにより磨きがかかっている。

【青すぎる果実】
 本作の舞台は、主人公達以外にも結構な数のレイプマンが潜んでいるという、某国並みの非常に危険な街。主人公はこの街をねぐらにして美女を次から次に拉致するわけだが、ターゲットとなる女性のロリ率はかなり高い。問答無用のロリだけでも10名程おり、児ポ法基準に照らせば8割近くの登場女性がアウト。
 これは主人公達の「少女嗜好」性癖が主な理由だが、そこに加えて「処女」に拘ったせいもある。「美人」の処女を探すとなるとそれだけでハードルが上がってしまい、相当下の年齢層まで食指を伸ばさなければ中々見付からないという、製作サイドからの現代の世相に対する皮肉か。

 

 もっと少女を陵辱したいという不屈の闘志で現世に甦った主人公達。部下も含め全員亡霊だけあって、前作以上にヤりたい放題。ターゲットとなる女性のみならず、広範囲の無関係な人々の人生をぶち壊して行く。そしてやはり前作同様、改心して成仏するなどという生温い展開は一切無し。
 

初稿:2010.01.05

絶望(ぜつぼう)(あお)果実(かじつ)散花(さんか)

 

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